レンジャーズがウエーバーでリリーフ右腕・グッディを獲得

日本時間11月27日、レンジャーズはウエーバーでインディアンスからリリーフ右腕のニック・グッディを獲得した。ただし、グッディは3年以上のメジャー経験があり、年俸調停権を持つ選手のため、5日以内にレンジャーズへの移籍を受け入れるかフリーエージェントとなるかを選択することができる。

現在28歳のグッディは、2017年に56試合で防御率2.80の好成績をマークしたが、昨季は右肘痛に悩まされ、12試合で防御率6.94という不本意な成績に終わった。その影響もあって今季はAAA級からのスタートとなったが、6月上旬にメジャー昇格を果たし、39試合に登板して3勝2敗、10ホールド、防御率3.54、奪三振率11.07をマーク。シーズン終盤までポストシーズン進出を争ったチームにおいて、ブルペンの一角を担った。

平均92.7マイルの速球と切れ味鋭いスライダーを武器に、奪三振率11.07をマークする一方、9イニング当たりの被安打を6.64本に抑えており、健康であればブルペンの一員として十分に計算の立つ投手である。今季は自己ワーストの与四球率4.87と制球に苦しんだが、この点を改善できれば、さらに信頼のおけるリリーフ投手へと進化を遂げるだろう。

もともとは2012年のドラフトでヤンキースから6巡目指名を受けてプロ入りした選手であり、2015年にヤンキースでメジャーデビュー。翌2016年に27試合に登板すると、インディアンスへトレードされた2017年にメジャー定着を果たした。グッディが今回の移籍を受け入れれば、レンジャーズはある程度計算できるリリーフ投手を1人確保できることになるが、期限までの残り5日、グッディの決断に注目だ。

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