出撃!ユニコーンガンダム 加古川の巨大ガンダム再び

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先日、うれしい知らせが届きました。

(小浜アナウンサー)
「ガンダムがほぼ完成しました。」 お!岡田さんやった!すごいなあ。

メールをくれたのは、6月にご紹介した“加古川のガンダム職人”こと岡田健一さんです。

「機動戦士Zガンダム」のモビルスーツ「百式」を製作。木造模型で表現されたリアルさと完成度の高さが反響を呼び、サンテレビの動画配信サイトで再生回数が38万回を記録しました。

今回、最新作が完成したということで喜び勇んで加古川へ。職人と半年ぶりの再会です。

(加古川のガンダム職人 岡田健一さん)
丁寧に作ったし、仕上がり度も十分満足できるものができたと思います。

本邦初公開。組み立ての一部始終です。ひとつひとつパーツを積み重ねていきます。

(小浜アナ)これで完成!おめでとうございます。
(岡田さん)僕もこないして見るの初めてやけど、完璧みたいな感じやね。

最新作「ユニコーンガンダム」。全身純白に輝く機体。加古川の青空が白さをより引き立てます。

木造で複雑なデザインや独特の質感を見事に再現。製作期間は実に3年。御年72歳の職人・岡田さんがたった1人で完成させた渾身の力作です。

コックビットは開閉式。関節も動くようになっています。

材料は100円ショップのお椀や蛍光テープなど、身近なものを使っています。パーツはプラモデルの部品を15倍に拡大。それをひとつひとつ、500パーツ組み立てていきます。

今回最も力を入れたのが頭部。ビスで止めていきます。

(岡田さん)こういう感じやな。
(小浜アナ)いやぁ、これですよね、これ!

頭部の制作中にある事件が…。

(岡田さん)頭のこの部分(のプラモデル部品)が紛失してしまって。
(小浜アナ)元の部分失くしちゃったんですか?プラモデルの?
(岡田さん)そうそう、写真見てね。(自分で)作ったんです。

また6月の放送で最も反響があったのがこのシーン。

(小浜アナ)アールになってる。これどうやってやるんですか?
(岡田さん)それは説明できない。企業秘密。

その「企業秘密」はこちら。縦と横に骨組みし、そこに板を何枚も張り合わせ。やすりで磨いて成型します。

塗装は木目を消すため何度も何度も重ね塗り。その数10回!早く乾かすために職人が考えたのが…。

(岡田さん)
実はそこの洗濯場に干していた。寒いときやって、外に干しておくとよく乾く。

制作裏話を聞くと、さらにテンションが高まります。

職人が1作目に作ったのがZガンダム。2作目は百式。そして3作目がユニコーンガンダム。作る度に経験が加わり、より複雑に、より精密に進化しました。職人の奥さんはどう思っているのでしょうか?

(職人の奥さん 勝代さん)
長い間…忘れていたけど、とうとう完成して、本人もやれやれ。私もこれで終わりやと思うとやれやれです。
(岡田さん)「もう止めてくれ」と言うとる。

三部作が完成後、職人はいったいどこへ向かうのでしょうか?

(小浜アナ)僕はこんなん作ってほしいなあと思って…「ザク」です。
(岡田さん)簡単というか…挑戦するという意欲があんまり沸かへんね。