ハム西川、東京五輪出場に意欲 「稲葉さんへのアピールも含め」色紙に「世界一」

契約更改を行った日本ハム・西川遥輝【写真:石川加奈子】

現状維持の2億円で契約更改、メジャー挑戦の夢も公言

 日本ハムの西川遥輝外野手が27日、札幌市の球団事務所で契約更改し、現状維持の2億円でサインした(金額は推定)。2年契約が切れる来オフにもポスティングシステム(入札制度)を利用して米大リーグに挑戦する意向を表明した球界屈指のスピードスターは、2020年東京五輪出場にも強い意欲を示した。

 野球日本代表「侍ジャパン」が優勝を飾った「第2回 WBSC プレミア12」ではメンバー入りできなかったが、東京五輪出場への望みは捨てていない。「オリンピックに出たいという気持ちはありますので、そのためにもシーズン序盤から成績を残さないと選んでもらえないと思うし、いいスタートを切れるようしっかり準備したいと思います」と来季は開幕から飛ばすつもりだ。

 この日メジャー挑戦の夢を初めて公言。早ければ来オフにもポスティングでの移籍を目指す西川にとって、東京五輪は絶好のアピールの場になる。記者会見の写真撮影用の色紙には「日本一、世界一」と書き込んだ。「世界一」とは東京五輪での金メダルのこと。「(代表に)入りたいという思いも含め、稲葉さんへのアピールも含め」と笑った西川。東京五輪への思いは本物だ。(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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