《ベストアーティスト2019》森山直太朗「16年間、人間的な成長もなく生きてきました」と告白!?

現在放送中の嵐・櫻井翔が総合司会を務める「日テレ系音楽音楽の祭典 ベストアーティスト2019」(午後7:00)。2019年の音楽シーンを彩った豪華アーティストおよそ40組が出演し、名曲や同番組でしか見られないコラボを披露している。

今年もテレビを見ながら楽しめる恒例の裏配信企画「大魔王の部屋」を配信。番組に出演するアーティストたちが本番前後に古坂大魔王が待ち構える部屋を訪れ、番組の裏側やマル秘情報などのトークを繰り広げている。

同局の人気ドラマ「同期のサクラ」(水曜午後10:00)の主題歌を担当する森山直太朗が番組に登場し、ステージで「さくら(二〇一九)」を熱唱。ドラマの名場面が流れる中、オーケストラの生演奏にあわせて見事な歌声を披露した森山は、パフォーマンスの後に「大魔王の部屋」に現れ、古坂らとトークで盛り上がった。

裏配信の生出演を終えた後の取材会では、「2019年はツアーがあったり、『さくら(二〇一九)』のリリースがあったり、またお芝居の仕事もあったりして、いろんなことにチャレンジできた、実りのある年でした」と今年を振り返り、「2020年も、いろんな出会いや実りを自分のエネルギーにして、生で歌を聴いてもらえるような環境、状況をアグレッシブに作っていきたいです」と来年の抱負も語った。

また、「ベストアーティスト2019」のステージで披露した「さくら(二〇一九)」の話題になると、「この間、タクシーで東京駅まで移動したんですけど、タクシーの運転手さんから『いつも泣いています』と言われて(笑)。ドラマに出演される皆さんのドラマに懸ける思いだとか、ビジョンに突き動かされて、16年ぶりに自分の曲をセルフカバーしたんですけど、最初はレコーディングすることに少し気がひけまして…。でも、思い切って飛び込んでみることで、この曲の違った解釈や自分が出会ったことない人々、見たことない景色に出合えて、たとえが抽象的ですが、いい機会をいただいたな、ありがとうございますって感じです」と率直な気持ちを述べた。

「同期のサクラ」に関する質問には、「ドラマを見ていて、主演の高畑充希ちゃんの天才的な演技力はさることながら、同期を演じる4人(高畑、橋本愛、新田真剣佑、竜星涼、岡山天音)、彼らが1mmずつ、少しずつ成長していく姿に感動したり、共感したり。ドラマの展開は分からないので、ハラハラドキドキしながら、ドキュメントを見ている感覚で毎回見させていただいています。そんなすてきな作品に自分の曲をかけていただいているのは、すごくありがたいことなんですけど、それと同時に、自分の声が聞こえてくるので、あまり感情移入ができないという、ぜいたくな悩みもあります(笑)」とコメント。

最後に「さくら」のリリース当時と、今を比べて変わったことは?という問いには「僕自身は悲しいほど変わらないです。16年間、ほぼ人間的な成長もなくただ生きてきたわけなんですけれども(笑)。でも、曲がいろんな形で、聴いてくださる皆さんの景色や思い出の中で生き続いていることが、音楽のやりがいにもつながっていて。僕は変わったというよりも、曲を通して、周りの人たちとの関係や世界が変わったという感じですね」と明かした。

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