低温型加熱式たばこスポット HTBに国内テーマパーク初 環境配慮JT新設 「紙巻き」用8カ所も再整備  

低温加熱型の加熱式たばこ専用スポット(右)と、囲いを設けて場内の雰囲気と調和させた紙巻きたばこの喫煙所=佐世保市、ハウステンボス

 日本たばこ産業(JT、東京)は、長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)に、低温加熱型の加熱式たばこ専用のスポット10カ所を国内のテーマパークで初めて設置した。

 JTは、加熱式たばこのうち低温加熱型の「プルーム・テック」と「プルーム・テック・プラス」を製造、販売している。煙が発生せず、高温加熱型に比べて、においも抑えられるという。

 専用スポットは2種類の機種だけが使用可能。灰皿はなく、使用済みのカートリッジとカプセルを回収する箱を置いた。

 HTBは分煙の流れを受け、JTの協力を得て喫煙環境の見直しを検討していた。従来の紙巻きたばこの喫煙所(8カ所)についても、囲いを設けるなどして、場内の雰囲気と調和させるよう再整備した。

 JTの担当者は「多様なお客さまに配慮できる環境づくりを実現したい、というHTBの考えがこちらの理念と合致した。たばこを吸う人も吸わない人も共存できるように取り組みたい」と語った。

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