森保監督「ベスト尽くす」 サッカーU22代表 、12月28日に諫早で国際親善試合 長崎県庁訪問、五輪へ意気込み 

中村知事(中央左)にプレゼントしたユニホームにサインを書く森保監督=長崎県庁

 サッカー男子の東京五輪世代、U-22日本代表が年末に諫早市で国際親善試合を行うのを前に、森保一監督(長崎市出身)が27日、長崎県庁を訪れて「勝って笑っていただけるようにベストを尽くす」と意気込みを語った。

 長崎県庁4階に到着すると、職員らが「おかえりなさい」と大きな拍手で出迎えた。森保監督は謙虚な笑みを浮かべながら、中村法道知事の待つ応接室に入った。

 U-22代表は17日に広島市で同年代のコロンビア代表と国内初戦を行い、0-2で敗れた。それだけに、12月28日に諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で迎えるU-22ジャマイカ戦は「結果にこだわりたい」と力を込めた。

 日本サッカー協会は被爆地で行われるこの2連戦を「ブルー・ピース・デイズ」と位置づけ、15センチ四方の紙で作る折り鶴を募集。長崎分は12月18日まで受け付け、U-22日本代表が長崎市の平和公園に献納する。広島でプレーし、監督も務めるなど両都市に縁の深い森保監督は「平和を考えていく観点からも意義がある」と思いを語った。

 この日は諫早、長崎両市の市役所も訪問。代表戦への協力に感謝の気持ちを伝えた。当日は午後7時20分キックオフ予定。国歌独唱は歌手さだまさしさんが務める。

© 株式会社長崎新聞社