和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドは28日、雌のジャイアントパンダ「彩浜(さいひん)」(1歳)を屋外運動場へ出して公開した。芝生の上を元気に動き回り、来園者を喜ばせた。
彩浜は10月下旬に母親の「良浜(らうひん)」(19歳)から離れ、これまで屋内運動場で過ごしていた。気温が下がり、パンダにとっては心地よい季節になったため、施設は屋外へ出すことにした。
彩浜の食事はまだ人工ミルクが中心だが、最近は、竹を食べる機会も多くなってきた。体重は41.5キロになった。
施設は28日、健やかな成長を願い、桜や桃の花、リボンの形に固めた氷3個を彩浜に贈った。彩浜の姉に当たる「桜浜(おうひん)」(4歳)と「桃浜(とうひん)」(同)、「結浜(ゆいひん)」(3歳)の名前にちなみ、この3頭からのプレゼントという意味を込めた。