ブリュワーズとパドレスでトレード 有望株ウリアスらが移籍

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日本時間11月28日、ブリュワーズとパドレスの間で最大5選手が移籍するトレードが成立した。このトレードはMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによって最初に報じられ、ブリュワーズは今季開幕時点で「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキングで全体16位にランクインしていたルイス・ウリアス内野手のほか、エリック・ラウアー投手、後日指名選手1名または金銭を獲得。パドレスにはトレント・グリシャム外野手とザック・デービース投手が移籍する。

今回のトレードのにより、ブリュワーズは複数のポジションを守ることのできる有望な内野手(ウリアス)を獲得し、長年右腕偏重となっていた先発ローテーションに左腕(ラウアー)を加えることに成功した。一方、パドレスは外野3ポジションを守ることのできる若手選手(グリシャム)と、実績のある先発投手(デービース)の獲得に成功。両軍が獲得した選手はいずれも若く、今後のさらなる成長も期待できる。

ブリュワーズのデービッド・スターンズ野球部門社長は、今回のトレードについて「優勝争いをするチームと再建中のチームによるトレードではない。両軍とも、来季は優勝争いをすることを目指しているんだ。お互いのニーズに合った、良いトレードになったと思っている」とコメント。若手選手(ウリアス、グリシャム)と先発投手(ラウアー、デービース)を、お互いのニーズに合わせて交換する形となった。

ブリュワーズは、正遊撃手のオーランド・アルシアが期待に応えるパフォーマンスを見せることができておらず、ウリアスはアルシアと正遊撃手の座を争うことが予想される。また、マイク・ムスターカスがフリーエージェントとなって三塁も空いており、トラビス・ショウが復調できないようであれば、ウリアスが三塁を守る機会も増えそうだ。スターンズは「ウリアスは二塁、三塁、遊撃の3ポジションを高いレベルで守ることができる」と評価している。

一方、パドレスへ移籍するグリシャムは、クリスチャン・イェリッチの故障離脱後に代役として奮闘し、メジャー1年目の今季は51試合でOPS.738をマーク。ワイルドカード・ゲームではフアン・ソト(ナショナルズ)のライト前タイムリーを後逸してチーム敗退の原因を作ってしまったものの、パドレスはグリシャムの才能を高く評価しているようだ。なお、スターンズは「今回のトレードは(痛恨のエラーを喫した)グリシャムをチームから追放するためのものではない」と断言している。

ブリュワーズへ移籍するラウアーは24歳の左腕で、メジャー2年目の今季は8勝10敗、防御率4.45をマーク。パドレスへ移籍するデービースは26歳の右腕で、2017年に自己最多の17勝を挙げ、今季は自身3度目の2ケタ勝利となる10勝7敗、防御率3.55を記録した。