河北抄(11/28):物語の世界観に触れる旅のようでファンの心…

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 物語の世界観に触れる旅のようでファンの心をくすぐるのだろう。作品の舞台やモデルとなった場所を訪ねる「聖地巡礼」。アニメ映画「君の名は。」のヒットで認知度がぐんと上がった。

 一般社団法人アニメツーリズム協会が先月、2020年版の「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」を発表した。ファン投票を参考に88作品の99カ所に決まった。

 東北からは「Wake Up,Girls!(ウエークアップ・ガールズ)新章」の舞台の仙台市をはじめ9市が入った。3回目の今回新たに聖地とされたいわき市は、フラダンスに打ち込む少女の青春を描く「フライングベイビーズ」で選ばれた。

 ゆかりの地を観光資源とみて、訪日観光客の誘致や地域活性化を目指す。今回の投票数は最多の約8万票。うち海外からが6割超で、注目度は高い。

 投票用紙の中には7月に放火殺人事件の被害に遭った京都アニメーションを応援する言葉もあったという。再興を願うとともに東北、全国の聖地が世界のファンの笑顔であふれる場になってほしい。