『ミヤネ屋』 ここまで酷い番組と思わなかったの声 亡くなったク・ハラを愚弄する番組と司会者 リベンジポルノを助長する言動も

読売テレビの公式サイトより

24日、アイドルグループKARAの元メンバーで歌手のク・ハラさんが、自宅で亡くなっているのが発見されました。突然の訃報に多くのファンが衝撃を受け、韓国に設けられている弔問会場には、日本からもファンが駆け付けているそうです。

そんな中、27日にハラさんの死について報道した日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』に「ここまで酷いとは思わなかった」「弔う気持ちなんてとても感じられない」といった非難が殺到しています。

宮根誠司さん、もういいよ

この日、同番組ではリポーターが韓国を訪れて中継を行いました。場所はハラさんの自宅前です。「ここの住所はファンの方等には公開されていない」と、リポーターが口にします。しかし、映像には特にモザイクなどはかかっておらず、公にされていなかったハラさんの自宅を堂々と映し出していたのです。

映像がスタジオに戻ると、『韓流アイドルはこのところ自殺する人が多い』として韓国芸能界の「闇」について紹介。そこにはハラさんに加え、過去に自殺したSHINeeのジョンヒョンさん、俳優のパク・ヨンハさん、f(X)の元メンバーソルリさん、4人の写真のパネルが設置されていました。家を晒した行為に加え、こうした演出に「なんで亡くなった人のパネルとか出すわけ?」と視聴者からの怒りを買っています。

また『ミヤネ屋』に対する非難は、司会の宮根氏の過去の言動にも及んでいます。

昨年、ハラさんが元交際相手とトラブルになったことが話題となり、ハラさんがリベンジポルノ動画で脅されていたということも明らかになりました。

2018年10月放送の『ミヤネ屋』でも、一連の騒動の経緯について紹介。その中で、元交際相手がハラさんへの脅迫に利用したとされる動画がフリップで映し出されました。「秘」という文字とモザイクで隠された「二人の性行為を撮った動画」のフリップでしたが、宮根氏は再生ボタンのマークを何度も指で押すパフォーマンスを見せます。そして『動画は出ないの?』言い放ち、笑みを浮かべていたのです。

死んだらモザイクは要らないのか?

Twitterなどでは、こうした『ミヤネ屋』の演出や、宮根氏の過去の言動に対して非難が殺到しており

「ハラちゃんの家晒すとか自殺で亡くなった人のパネルあんな形で出すとか弔う気持ちなんてミヤネ屋からはとても感じられない」

「ミヤネ屋さ、ハラちゃんが住んでた家を公開してたけど、モザイクかけろよ。信じらんない。亡くなったからと言って、映すもんじゃないでしょ? 最悪。なんなのこの番組」

「宮根最低すぎる。ハラを追い込んだのはこういう奴」

「ミヤネ屋も宮根も信じらんねーなマジ有り得ん。何考えてんの??? 相当ヤバいなマジで。ここまで酷いとは思わなかった、人間性疑う」

「こういう奴がいるから自殺しちゃう人がいるんじゃないの? 宮根のやってることはハラの元カレと同じだよ。不謹慎」

「亡くなってからやった事じゃないけど、この時ハラちゃんが嫌がってた事を笑いにしてたんだ。ミヤネ屋は終わるべき。パネルもあり得ない。いちいち亡くなった人のパネル作る必要性は?」

といった怒りの声が寄せられていました。

『ミヤネ屋』といえば、配慮のない演出や宮根氏の言動がたびたび視聴者からの怒りを買っています。加えて今回の騒動で「もう見ない」といった決意を示す視聴者も少なくないようでした。(文◎絹田たぬき)

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