鉄橋崩落の上田電鉄「別所線」 全線復旧は“2021年春ごろ”に 来年冬に本格的工事 長野

台風19号の影響で千曲川にかかる鉄橋が崩落した上田市の「別所線」について、上田電鉄が2021年春ごろの全線復旧を目指していることが分かりました。 

バスの代行輸送と折り返し運転が続く「別所線」(11月16日撮影)

上田電鉄によりますと、崩落した鉄橋の復旧作業の期間は、川の水が減る冬の渇水期に限られるということです。このため来月以降に崩れた鉄橋を撤去し、再利用の可能性や修理の方向性を検討する方針です。本格的な復旧工事は2020年の冬になる見込みで、全線の運行再開は「2021年春ごろを目指したい」としています。既に橋脚の調査などを始めていて、現時点で被害額は億単位に上る見込みだということです。

別所線は鉄橋がある上田・城下間が不通となっていて、バスの代行輸送と城下・別所温泉間での折り返し運転が続いています。

© 株式会社長野放送