甘~く仕上がりました 「させぼ温州」収穫ピーク

収穫がピークを迎えているミカン「させぼ温州」=佐世保市宮津町

 高品質で評価の高いミカンの品種「させぼ温州」が、主産地の長崎県佐世保市南部の針尾、宮、早岐地区などで収穫のピークを迎えている。12月上旬まで続く。

 佐世保、松浦、平戸各市と北松佐々町では、「JAながさき西海させぼ広域かんきつ部会」の約300人が栽培。糖度や見た目といった品質に応じて「出島の華」「味っ子」「味まる」として、東京大田市場などに出荷している。

 夏の天候不順で糖度の上昇は遅れたが、秋は天候に恵まれ、甘く仕上がった。表年のため量も多いという。宮崎大輔部会長(44)は「『おいしい』と言ってもらえるのがうれしい。生産者が働きやすい環境を整え、産地を守りたい」と話した。

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