県、社会人経験者対象に職員試験

ICTと国際・観光分野、移住やUターン促進も

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 県は28日、社会人経験者を対象にした県職員選考試験の受験者募集を始めた。多様化・専門化する行政ニーズに対応するためで、分野はICT(情報通信技術)と国際・観光。県が社会人経験者に限定して職員を募集するのは初めて。

 試験区分はいずれも行政職で、受験資格は1980(昭和55)年4月2日~98年4月1日生まれ。ICT(採用人数若干名)は民間企業などのICT関連部門で5年以上の実務経験がある人とする一方、Uターン促進の観点も踏まえ「県内に本社を置く企業などの経験を除く」とのただし書きを加えた。県人事課によると、現在は県内企業で働いている人でも以前、県外の別会社で5年以上の実務経験があれば受験できるという。

 国際・観光は英語か中国語に堪能な人で、採用人数はそれぞれ若干名。(1)実用英語技能検定1級(2)TOEIC900点以上(公開テスト)(3)TOEFL(iBT)100点以上(4)中国語検定試験1級(5)漢語水平考試6級(180点以上)―のいずれかの資格を持つ人が対象となる。ICTと同じく県内に本社を置く企業などの経験を除き、職種や年数を問わず社会人経験がある人とした。

 定期的な採用試験を待たずに年度途中で募集を始めたのは、Uターンなどでの県内移住を検討している人に対し、早めに選択肢を持ってもらう狙いがある。職務内容はICTが利活用施策の企画立案や推進、庁内各種システムの開発や運用。国際・観光は通訳や翻訳、海外関係機関との連絡調整など国際交流関係の事務を担当する。県人事課は「海外でのトップセールスの随行なども考えられる」としている。

 いずれの区分も申し込み締め切りは来年1月6日(郵送は当日消印有効)で、電子申請は同日午後5時15分。1次試験は1月19日に県庁で行う。申込書は県庁と各総合支庁、東京、大阪、名古屋の各県事務所で配布する。また、県外在住者に広く周知するため、県のフェイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)や移住交流ポータルサイトなどでも案内する。

 申込先と問い合わせは県人事課023(630)2126。