6人乗りミニバンでクロスオーバースタイルとして使える
フリードクロスター
Honda フリードがフェイスリフトを行ない、新たに加わったのが今回紹介するクロスターというグレード。今回はこのクロスターの魅力を知るために、行動派の家族という設定で、僕・河口まなぶがお父さん役となってデイキャンプを体験してみた。
まずクロスター最大の特徴はクロスオーバースタイルな見た目にある。バンパー下部のフロントロアースポイラーはSUV的な力強さを感じさせ、ちょっとしたアウトドアでガシガシ使えそうな感覚を抱かせる頼もしいスタイルだ。しかもコンパクトな見た目ながらも、6人乗りの設定もあるのでファミリーユースでも不満のない、外出に最適な1台だ。
目的地まで安心・快適な運転を支援するHonda SENSING
今回は中央道を使って本栖湖まで走らせたが、まずフリードクロスターの走りで印象的だったのは進化したHonda SENSINGによって安心・快適に走れること。特に高速道路では前走車との車間を適切に保つようにアクセル、ブレーキを自動的に操作してくれる。その上でレーンキープアシストも備わっているため、万が一車線を逸脱しそうになったとしても即座に注意を促してくれるのも頼もしい。
高速道路を使って出かけた場合、途中でSAやPAに立ち寄ることもあるだろう。狭い駐車場では、隣のクルマとのスペースが気になるが、フリードクロスターならば後席ドアはスライドドアなので子供が隣のクルマにドアをぶつけてしまうような心配も減る。また駐車スペースからバックで出る際には、進化したHonda SENSINGでは後方誤発進抑制機能も追加されているので、運転もさらに安心だ。
アクティブなアウトドアシーンが似合うクロスオーバースタイル
そうして目的地のデイキャンプ場に到着。今回はここでカヤックに乗るアクティビティーを楽しんだ。クロスオーバースタイルのフリードクロスターはアクティティブなスタイリングだから、舗装されたオンロードだけでなく、湖面に近い未舗装の地面でもそのルックスは、行動派家族には頼もしく見える。
そうしてカヤックのそばにクルマをつけ、3人でカヤックを楽しんだ。季節は既に冬に近づいているため、朝のうちはちょっと寒くカヤックに乗り込んだ際には上着が必須だったが、漕いで湖面を進むうちに体も温まり上着も不要になる。そして何より湖面に浮かんで漂うととてもリラックスできて最高に気持ちが良かった。おまけにさっきまで雲がかかっていた富士山も顔を見せてくれて、素晴らしい瞬間に立ち会うことができた。
荷物もたっぷり積めるからアクティビティーに最適
さらにそこから足を伸ばして、次は西湖へ。ここではやはり湖面に近い場所でキャンプできるキャンプ場に立ち寄って、テントを出してBBQを楽しむことにした。
今回は3人乗車だったのでフリードクロスターの3列目シートを畳んでテントやBBQグリルなどを積んできたわけだが、荷室はまだまだたくさんの荷物を載せる余裕のスペースがある。また3列目のシートを使う際にも3列目から車外まで楽にウォークスルーできるシートレイアウトも嬉しいところだし、アレンジも豊富なので乗車人数や荷物にあわせてすぐにレイアウトが変えられるのもありがたい。
そうして3人でテントを張ってBBQを楽しんで帰り支度、という際には荷物を両手で抱えたままでドアの開閉が可能なオプションのハンズフリースライドドアも便利と思えたのだった。
先進の安全運転支援システムHonda SENSINGで帰路も安心・快適
そして帰り支度もすんで、今度は帰路へ。カヤックに始まってデイキャンプとお父さんは休む暇なしだったが、それでも帰りの運転はHonda SENSINGで安心・快適に帰れるのが良いところ。さらに今回1日を共にしたフリードクロスターはハイブリッドならではの燃費の良さ（注1）で、こうした休日のシーンでもさほど燃料を使わずに楽しめるのは、アクティブな家族にとってもありがたい。
というわけで今回紹介したフリードクロスターは、イマドキのクルマらしいクロスオーバースタイルを持ちつつも、街乗りも快適だし高速でも頼れる運転支援があって、アウトドアも楽にこなすというマルチな1台だった。それは今回の行動派家族の1日を通して、皆さんにも伝わったのではないかと思う。
［筆者：河口 まなぶ／撮影：佐藤 正巳］
撮影協力：株式会社ロゴスコーポレーション／スカイ朝霧／浩庵キャンプ場／津原キャンプ場
