平塚競輪が“無観客レース”導入 川崎借り上げ12月から

 平塚競輪は12月、川崎競輪場を借り上げてミッドナイト競輪(無観客レース)を初めて主催する。夜遅くの時間帯にインターネットで車券を購入するシステムで、収益性が高いことから全国に広がっている。来年3月までに計6日間開催し、8億円の売り上げを見込む。

 開催日は12月18日から3日間と、来年1月19日から3日間。おおむね午後9時から11時半にかけ、7レースを実施する。一部の場外車券売り場を除いて車券発売はせず、会員登録をした人がネットで購入する。

 平塚競輪によると、通常の本場開催では警備費をはじめ1日平均で1千万円以上の経費がかかる。担当者は「無観客のミッドナイト競輪は経費が削減でき、売り上げはそれほど多くないが収益性は高い」とメリットを説明する。

 ミッドナイト競輪の開催に伴い、平塚競輪場での開催は3日減る。落合克宏市長は27日の定例会見で、「競輪事業を維持発展させていくため、ミッドナイト競輪を導入して収益を上げていきたい」と期待を寄せた。

© 株式会社神奈川新聞社