「猪又進と8人の喪女」森田哲矢&岡崎紗絵インタビュー 岡崎がランウェイで“Uかます”!?

「猪又進と8人の喪女」森田哲矢&岡崎紗絵インタビュー 岡崎がランウェイで“Uかます”!?

現在、関西地区で毎週木曜に放送中のドラマ「猪又進と8人の喪女~私の初めてもらってください~」(関西テレビ)。同作は、さらば青春の光・森田哲矢が主演と脚本監修を務め、岡崎紗絵がヒロインを演じている。劇中では、編集者・猪又進(森田)と作家・アカリ(岡崎)が小説のテーマとなる喪女(もじょ)=“モテない女性”を取材する中で、出会った個性あふれる彼女たちの悲喜こもごもを描いている。今回は2人にインタビューを行い、ドラマの見どころから撮影の裏話まで、たっぷりと話を聞いた。

──現在第6話まで放送されましたが、周囲の反応はいかがですか?

森田「入ってきてますね。岡崎紗絵がかわいいと」

岡崎「本当ですか?」

森田「5話まで見終えて、僕のマネジャーとも『ほんとに岡崎紗絵のPVみたいなドラマやな』と話してましたね」

岡崎「私の方では『見てます、めっちゃ面白いです』って言っていただける方がたくさんいますね」

森田「本当にありがたいですね」

──岡崎さんは実際にオンエアを見られていかがですか?

岡崎「一視聴者として面白いなと思って、毎回ゲラゲラ笑ってます。自分の役は『毎回はじけてるな』と思うんですけど、喪女役の皆さんが本当に面白くて、私の役についても喪女役の方と森田さんに引き出していただいてるなと感じます」

──始まる前は初コメディーということで緊張するとおっしゃっていましたが…。

岡崎「そうですね、すごく不安がありました」

森田「でも、始まっちゃえばさすが女優だなという感じはありましたよ」

岡崎「森田さんには、いろいろ救っていただきました」

森田「コメディエンヌの才能があるんじゃないかと、俺は思いましたけどね。今後それでいけるんじゃないかなと…」

──岡崎さんは自分でも笑ってしまう瞬間ありましたか?

岡崎「笑いは常にこらえながらやっていました。客観的に見ても、本当に面白いシーンの連続でした。現場のスタッフさんとみんなで笑い合いながら作るのが楽しかったです」

森田「でも、人の顔を見て笑ってNG出す人ですからね」

岡崎「初日だったからしょうがないですよ!」

森田「『ブスだから』ってセリフのシーンでめちゃめちゃ笑われて」

岡崎「でも、あれでほぐれましたよね?」

森田「確かにあれで打ち解けたというのはありましたね。でも、岡崎さんのみならず、喪女役の人も俺の顔を見て笑うんですよ!」

岡崎「みんななんですよ! 私だけじゃなかった(笑)」

──お互いに共演する前と後でイメージが変わったという部分はありますか?

森田「モデルで女優ということで“僕らは近づきがたい人なのかな?”と思ってたんですよ。実際、初顔合わせの時はちょっとクールに『女優ですよ』って感じで来てたと思うんですよ。でも、打ち解けてからは、『あっ、芸人とも会話をしてくれる女優さんなんだな』と思いましたね」

岡崎「私はそんなに変わることなくて。森田さんって常にこんな…(笑)」

森田「こんな? そういうとこやで、女優然としてるとこ!」

岡崎「(笑)。こういう楽しい方なので、一緒にいて本当に楽しかったです。それにもともと私、さらば青春の光さんのコントを見てて…」

森田「え? 見てないでしょ! メディア用の発言やめてくださいよ!!」

岡崎「見てますって! 意味が分かるともっと面白い、みたいな。芸人さんって頭いいんだろうなってイメージだったんですけど、実際そうでした。回転が早いなーと」

森田「これ絶対書いといてくださいよ!」

岡崎「こんな感じで楽しい方です」

──各話の喪女の習性で共感できるものなどはありますか?

森田「4話の“決められない喪女”の、占いに頼っちゃう気持ちは、誰しもあるんじゃないかなと思います」

岡崎「女子にとってはあるあるだと思いますね」

森田「芸能界の人間にも結構あるんかなと思います。そういえば撮影の途中に、俺が『どっかの神社が運気アップにいいらしいですよ』って話したらめっちゃ興味を示して、やっぱりこの業界の人やなと思いました」

岡崎「神頼みよりかは、スピリチュアル的なものが好きなんです」

──それ以外で岡崎さんを見ていて、「こういうところがこのドラマにぴったりだな」と思うところはありましたか?

森田「喪女と直接関係あるかは分からないですけど、岡崎さんは食に興味がないんですよね?」

岡崎「そうなんです」

森田「食べるものとか、なんでもいいんですって。ただ、そんな人が大阪の“揚子江ラーメン”っていうラーメンに激ハマりしたという」

岡崎「4日連続で行きました。最後は森田さんも一緒に食べましたよね」

森田「1人で行かせるわけにはいかないから、マネジャーさんも毎日ついて行ってたんですけど。最後にはマネジャーさんが、そのラーメン見るだけでおなかいっぱいになるっていう(笑)」

岡崎「私は新鮮な気持ちで食べられるんですけどね。そういえば、なんか作戦会議してた時もありましたよね?」

森田「マネジャーさんと話してて、『もう本当に連日はやめた方がいい』ってなり、今日の撮影後は弁当を持ってホテルに帰らせようと。『森田さん、この弁当めっちゃウマいって言ってください』ってマネジャーさんに頼まれて。だから俺もいつも以上に『弁当ウマかったすねー!』と」

岡崎「ですけど、作戦実らずでしたね(笑)。『今日、どうします?』とマネジャーに聞かれたので、『揚子江ラーメン』と即答しました。それくらいハマってました!」

──関西での撮影でしたが、岡崎さんが「これは関西特有だな、関東とは違う」と感じたことはありますか?

岡崎「街の通行人の方々が、しっかり絡んでくるということですかね。尋常じゃないくらい撮影現場を見ていたり、私とか森田さんがいると『誰が来てんの?』とか聞いてこられたりしましたね」

森田「そうそう、『どこでやんの?』『いつやんの?』とかは確かにありましたね。だからカメラの画面の中に入ってくる確立がすごくて。『あの人たち、少し離れてもらってください』とかね」

岡崎「主張の強い方が多かったです(笑)」

森田「それに関西特有の人たちが出ているんですよね、森脇(健児)さんとか。岡崎さんは矢野・兵動の矢野勝也さんにドハマりされてね。矢野さんはゲストで4話に出演してくださったんですけど、現場入りの際に自家用車の“bB”で現れて、窓から『どこ止めたらええの? あそこ? ならそこでUかまして(=Uターンして)そうするわ』って言ったんですよ。そしたら、『Uかますってなんですか?』って言い出して」

岡崎「本当にそこから大ハマりしちゃいましたね」

──撮影の後に「Uかます」は使いました?

岡崎「いろいろな人に教えました! 東京の皆さんは知らないですからね」

森田「TGC(東京ガールズコレクション)の時に教えたの? 『前まで行ってUかましたらいいから』って言って」

岡崎「あっ! それいいですね! 次出る時はそれ言います! 意外と使うところ多いんで」

──ちょっと気が早いですが、今回とは反対の「モテない男」の続編とか、いかがですか?

森田「もっとパターン分けしてみるのも面白いかもしれないですね。続編を同じキャストで同じようにやると、アカリ先生にその男性たちが傷つけられまくるんじゃないかなと思います(笑)。確かに見てみたいですね、男バージョンも」

岡崎「面白そうですよね」

森田「毎回アカリ先生にみんなが恋していく…みたいなのも、面白いかもしれないですね」

岡崎「私は終わった時から『帰ってきた猪又進でお願いします』と言ってました」

森田「さすが女優ですよね。僕は正直、最後のあいさつの時に、泣こうと思えばいつでも泣ける感じだったんですよ。でもこの人は全然そんなことなく笑ってました」

岡崎「楽しく奇麗に笑顔で終わろうと思っただけです!(笑)」

森田「やっぱり、かわし方もうまいですね(笑)」

──これから放送も続いていきますが、見どころをお願いいたします。

森田「アカリ先生のかわいさを楽しみに。どうせPVのように仕上がってますので!」

岡崎「『どうせ』って! そんなことないですよ!!」

森田「そのあたりを見つつ、軸になっているところも楽しんでいただければと思いますね」

岡崎「引き続き、毎回楽しい方が出てきますので、それを楽しみにしていただきたいです。これから私たちの関係性も変わってきて過去のことも絡んでくるので、まだ明かされていない8話の喪女を楽しみにしつつ、見てもらえればと思います!」

──森田さん、岡崎さんありがとうございました!

【プロフィール】


森田哲矢(もりた てつや)
1981年8月23日生まれ。大阪府出身。血液型B型。身長163cm。体重53kg。東ブクロとコンビを組む「さらば青春の光」では、キングオブコントで過去最多6度の決勝進出、「第32回ABCお笑い新人グランプリ」優秀新人賞、「第41回NHK上方漫才コンテスト」準優勝、「第33回ABCお笑いグランプリ」準優勝、「キングオブコント2013」第4位などの経歴を持つ。出演番組は「乃木坂どこへ」(日本テレビ)、「さらば青春の光の『青春デストロイヤー』」(NBCラジオ佐賀/長崎放送)など。

岡崎紗絵(おかざき さえ)
1995年11月2日生まれ。愛知県出身。血液型B型。身長165cm。ミスセブンティーン2012を受賞。2016年から雑誌「Ray」の専属モデルを務める。主な出演作は、ドラマ「パーフェクトワールド」(フジテレビ系=関西テレビ制作)、「トレース~科捜研の男~」(フジテレビ系)、「ブラックペアン」(TBS系)、2020年1月9日スタートの「アライブ がん専門医のカルテ」(フジテレビ系)、映画「mellow」「不能犯」「ReLIFE」「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」など。

【番組情報】


「猪又進と8人の喪女~私の初めてもらってください~」
関西テレビ
木曜 深夜0:55~1:25
※BSフジでは2020年1月20日午後11:00から放送

フジテレビ担当 H・A
撮影/中越春樹

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