フセイン・サジワニDAMAC会長の投資会社がイタリアのロベルト・カバリを買収
AsiaNet 81928 （2406）
【ミラノ2019年11月29日PR Newswire＝共同通信JBN】ドバイを本拠とするDAMAC Propertiesのフセイン・サジワニ会長は個人投資会社Vision Investmentsを通じて、イタリアのファッショングループRoberto Cavalli SpA（ロベルト・カバリ株式会社）を買収した。
このフィレンツェのブランドの買収は11月28日に完了した。
アラブ首長国連邦（UAE）を本拠とする同投資会社は国際的に知られたこのファッションブランドの競売のさまざまな応札者の中で最高値入札者となった。ロベルト・カバリはそれまでイタリアの未公開株投資企業Clessidraの支配下にあった。
DICO Group傘下のVision Investmentsによるロベルト・カバリ買収は、このファッションハウスとDICO Groupが2017年に調印した提携が発展したものである。この提携により、ロベルト・カバリは「AYKON Hotels with interior design by Roberto Cavalli（ロベルト・カバリの内装デザインによるAYKON Hotels）」ブランドの最高級ホテルの内装を手掛ける。
フセイン・サジワニ氏は買収について「ロベルト・カバリ・ブランドの素晴らしいレガシーを発展させることを非常に喜んでいる。DICOはロベルト・カバリと長く有益な関係があり、同ブランドは当社のラグジュアリーの考え方と共鳴すると信じる。この取引が迅速に実行され、当社が経営の安定を保証すると発表できて満足だ。DICO Investmentは国際的に知られたブランドの所有を目指しており、この買収は当社の戦略で重要な一歩となる」と述べた。
1992年創業のDICO Groupは、世界中の市場で多様な権益を持つフセイン・サジワニ氏の数十億ドルの投資機関である。同社の投資は資本市場、不動産、ホテル・リゾート、製造業・ケータリング、高級ファッションの主要5分野に分かれる。
DICO Investmentの最も有名な事業には、ロンドンの50階建てのDAMAC Towers Nine Elms、モルディブの高級リゾート、イラクのショッピングモール、オマーンのMina Al Sultan Qaboos Waterfront不動産プロジェクトなどがある。同社は西欧と米国の主要市場で今後数年間に約30億ドルを投資する計画である。
DICO Groupの国際的進出は今日、北米、欧州、アジア、中東、アフリカに広がっている。成長と拡大を確固として目指すDICO Groupは多角化と事業の卓越を追求し続ける。
www.dicogroup.com or www.damacproperties.com
Photo - https://mma.prnewswire.com/media/1037107/DAMAC_Properties_Hussain_Sajwani.jpg
ソース：DAMAC Properties
