来オフFAのベッツ 来季もRソックスでのプレイが濃厚か

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今オフのトレード市場において、フランシスコ・リンドーア(インディアンス)、クリス・ブライアント(カブス)らとともに最大の注目株の1人となっているムーキー・ベッツ(レッドソックス)。同僚のJ.D.マルティネスがオプトアウトの権利を行使せず残留を決めたことにより、トレードでの放出が確実視されていたものの、専門家たちはベッツが来季もレッドソックスでプレイする可能性が高いと考えているようだ。

レッドソックスは、オーナーや球団社長が来季の年俸総額をぜいたく税の対象とならない2億800万ドル以内に抑える方針であることを明言しており、新たにチーフ・ベースボール・オフィサーに就任したチェイム・ブルームは、ベッツの放出を含む難しい決断を強いられている。ベッツはレッドソックスとの契約延長に前向きではなく、1年後にフリーエージェント市場に出て自身の価値を試したい意向であり、今オフ中にレッドソックスがベッツを放出することが確実視されていた。

しかし、ESPNが行った合計15名の専門家(MLB球団のエグゼクティブによる匿名の投票を含む)による投票では、リンドーア、ブライアント、ベッツの3人のなかで来季を新天地で迎える可能性が最も高い選手にリンドーア(8票)が選出され、1票差でブライアント(7票)が続いた。つまり、ベッツには1票も入らなかったのである。専門家たちはフリーエージェントとなる前のラストイヤーも、ベッツがレッドソックスでプレイすると考えているというわけだ。

ベッツのトレードが成立しないと考えられている理由としては、まずベッツの高額年俸が挙げられる。今季の年俸が2000万ドルだったベッツは、さらなる昇給が予想されており、1人の選手に2500万ドルを超えるような年俸を支払うことのできるチームは限られる。また、契約延長に否定的で1年後にフリーエージェントとなるのが確実な選手に対して、他球団が複数の有望株を交換要員として差し出すことに乗り気でないことも、トレード成立への障壁となっている。

「ベッツを高額年俸で1年だけ保有すること」に対して、他球団がどれほどの価値を見出すことができるか。これがトレード成立に向けての大きなポイントとなりそうだ。