[InterBEE2019]アイ・ディー・エクスブース:マイクロサイズバッテリーやワイヤレスシステム、TVLogicのマスモニなど新製品が目白押し

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■IDXブース動画

新製品のマイクロサイズバッテリー「Imicro-150」「Imicro-98」を展示

今年のアイ・ディー・エクスブースは、バッテリー、ワイヤレス、モニターなどの新製品が多数展示されていた。バッテリーの新製品は、Vマウントマイクロタイプリチウムイオンバッテリーの「Imicro-150」「Imicro-98」だ。小型サイズで、最大出力154W(14A 11V時)と高いパフォーマンスを持つバッテリー。2つのD-Tap、V-Torchを搭載。アクセサリーのマイクロ2連ホットスワップアダプター「A-Vmicro2」を使うことにより、ホットスワップ機能にも対応する。

Vマウントマイクロタイプリチウムイオンバッテリーの新製品が登場。Imicro-98は容量97Wh、Imicro-150は容量145Whを備える

iPadやiPhoneでモニタリングできるワイヤレスシステムの新製品「CW-1dx」登場

ワイヤレスシステムでも2種類の新製品「CW-D10」と「CW-1dx」を展示。CW-D10は、受信機が1台に対して、送信機が2台のセット。伝送距離は約1キロ。遅延量は両方とも2フレームという低遅延を実現。特に2カメのソースをまとめて受信し、一気にアウトできるところが話題だ。

中央が最大伝送距離1kmのワイヤレスビデオ伝送システム「CW-D10」

CW-1dxは、HDMI専用でフルHD伝送に対応したモデル。最大で250mの伝送距離を実現。送信機と受信機が1対1のセットとなる。

CW-1dxで話題なのが、アプリを入れてSSIDを登録することで、スマートフォンでの映像確認が行えるところだ。送信機から受信機まで250m飛ばして、飛ばした先でのモニタリングで業務用のモニターを用意することなく、iPadやiPhoneなどで映像の確認が可能。かつ、設定を変更することによって、送信機側にダイレクトに入力した映像をモニタリングすることもできる。この機能が大変好評とのことだ。

中央がワイヤレスシステムのHDMI専用モデル「CW-1dx」

ちなみに、ワイヤレスシステムといえばテラデックのBOLTも有名だが、アイ・ディー・エクスのワイヤレスシステムと伝送の方式が異なる。BOLTは非圧縮伝送で遅延がなく画質がきれいだが、障害物に強くない。アイ・ディー・エクスのワイヤレスシステムは、H.264で圧縮技術を使用することで人混みなどの混雑しているところでも安定した通信が可能。この安定感がアドバンテージとのことだ。

災害対策コーナーに大容量ポータブル電源登場

今年は自然災害の多い年だったが、ブースには災害対策コーナーというちょっと異質なゾーンが設けられていた。同コーナーでは、キャリングケースタイプで非常時でも持ち運びができる大容量ポータブル電源「IPS-1000A」を展示。

災害で停電になって、放送局なのにカメラが動かない、デッキが動かなくてはなにもできない。非常時に備えて、電源を用意しておこうという意味を込めて展示が行ったという。

IPS-1000Aのバッテリー容量は1088Wh。非常時はビデオ関係だけではなく、一般家庭の電源としても使用可能。例えば、電子レンジや炊飯釜も動かせる強力な1000VAインバータを搭載。今後は約3000Whも考えているという。

ブース内に災害対策コーナーが設置されていた

同クラス製品トップクラスの1000VAインバータ搭載した「IPS-1000A」

TVLogicコーナーに1000nitsのマスモニを展示

TVLogicのコーナーで、特に目に付いのが31インチ4K HDRリファレンスモニター「LUM-310X」だ。最大輝度1,000nits、黒深度0.001nitの再現域を持ち、コントラストも1,000,000:1を実現。PQ/HLGなどのHDR規格と、Rec.709、DCI、およびRec.2020を含む複数の色域をサポート。液晶2枚使う特殊なパネルを採用。これはソニーのBVM-HX310に匹敵する性能をもったリファレンスモニターだ。

放送用ディスプレイ専業メーカーであるTVLogicブランドのモニターを展示

31インチの4KリファレンスHDRモニター「LUM-310X」

今年のNABで発表された新製品「IS-mini4K」は、12G-SDIのインプット、アウトプット対応で、1台でフル4Kの処理ができるのを特徴とする。カラーマネージメントをベースとする、ISMini等のLUTボックスにルックアップテーブルを送信するためのカラー管理ソフトウェア「WonderLook Pro」と一緒に展示が行われていた。

TVLogicブランドの優れているところは、IS-miniのようなカラーマネージメントに優れた製品をラインナップしているところだ。今後、そういったカラーマネージメントの技術をモニターのほうにも生かして機能を強化していくとのことだ。

4Kに対応した新製品IS-mini4K

カメラ、モニタの色空間の相互変換、色調整によるルック作成を基本機能に持つ、総合色管理ソフトウエア「WonderLookPro」