吉川4000万円減、宮西は現状維持、公文1900万円増…日ハムが7選手と契約更改

契約更改に臨んだ日本ハム・吉川光夫【写真:石川加奈子】

負傷離脱の上沢は1000万円減「ケガをした6月18日までには復活したい」

 日本ハムは29日、札幌の球団事務所で7選手と来季の契約を更改した。年俸、今季成績、来季の目標は次の通り(金額は推定)。

○井口和朋投手(2050万円→2650万円)
32試合 32回 1勝0敗7ホールド1セーブ 防御率2.53

「今年も去年もシーズンの入りが悪いので、来年は改善したいです。50試合以上投げたいですし、防御率1点台を残せたらと思っています。1年間やれば、ついてくると思うので、数字にとらわれれず『年間』を目標にします」

○上原健太投手(1700万円→1700万円)
13試合 45回1/3 1勝3敗0ホールド0セーブ 防御率5.56

「いい感覚がありながら結果としてはついて来ず、ギャップに苦労したシーズンでした。ただ、その後フェニックス(リーグ)で取り組んだことは確実に来年につながると思います。来年は先発として体脂肪率2桁にして、2桁勝利を目指します」

○上沢直之投手(7000万円→6000万円)
11試合71回1/3 5勝3敗0ホールド0セーブ 防御率3.15

「監督からは『少しずつでも前に進んでくれたうれしい。来年待っている』と言われました。そう言われた以上、男なので応えたい。お世話になった人、家族のためにも、遅くともケガをした6月18日までには復活したいです」

○吉川光夫投手(7500万円→3500万円)
4試合 10回2/3 0勝3敗0ホールド0セーブ 防御率6.75

「今季最初は中継ぎでスタートして、移籍してきてから先発する中で、準備が足りないとはいえ、もう少し長いイニングを投げたかったです。来年はチームに貢献したい。ここでまた監督と一緒にこのチームで優勝したいです」

村田は1000万円減「僕が入って5位、3位、5位。勝ちたいです」

○村田透投手(5000万円→4000万円)
13試合 34回 0勝2敗2ホールド0セーブ 防御率3.18

「肘の不安は払拭できました。今年できなかった分、来年は返したいと思っています。このチームなら優勝できると思って選ばせてもらいましたが、僕が入って5位、3位、5位。勝ちたいです。貧乏神にはなりたくないので」

○宮西尚生投手(2億円→2億円)
55試合47回1/3 1勝2敗43ホールド0セーブ 防御率1.71

「今年の肘の状態は最悪で、思ったよりもきつかったですね。ただ、このオフにしっかりトレーニングすれば、来年は大丈夫。来年も50試合以上登板して3年連続のタイトルを目指したい。その中で優勝、日本一がついてきてほしい」

○公文克彦投手(4100万円→6000万円)
61試合52回1/3 2勝0敗17ホールド1セーブ 防御率3.96

「今年は2点、3点と取られることも多く、いいところより悪いところが多かったです。来年は先頭への四球など、無駄なランナーを出さないようにしたいと思っています。60試合以上投げて、日本一になれるように頑張ります」(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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