中曽根元首相 死去 長崎県内政界からも悼む声

©株式会社長崎新聞社

 中曽根康弘元首相が死去した29日、長崎県内の政界関係者からも悼む声が相次いだ。
 金子原二郎参院議員(75)は中曽根氏の首相就任翌年の1983年に衆院議員に初当選。中曽根氏が国鉄や電電公社、専売公社の民営化を成し遂げる手腕を間近で見た。「強力なリーダーシップを発揮して歴史に残る成果を収められた。目標を持って全力を尽くす大変尊敬すべき政治家だった」とたたえた。
 元県議会議長の八江利春県議(79)は20代のころ、中曽根氏を中心に結成された政治グループ「新政同志会」の活動に参加。全国から集まったメンバーと伊勢神宮を参拝した。「温厚な人柄で世の中を動かす力を感じた。憲法改正を訴えて前向きに取り組み、日本を愛する思いは人一倍強かった」としのんだ。
 自民党県連幹事長の外間雅広県議(61)は本県出身の元郵政相、故白浜仁吉氏の秘書時代の思い出を振り返り「中曽根さんと白浜さんが行政改革の難しさを話していたのが印象的だった。偉大な政治家だった」と冥福を祈った。
 2000年から約3年間、衆院議員を務めた佐世保市の今川正美さん(72)は「歴代首相の中で政治理念が強い人だった。中曽根氏から続く憲法改正の議論は、改正の必要性を含めてもっと深めるべきだ」と話した。