「店員の元気がうざい」というGoogleクチコミの書かれた家系ラーメン屋に入ってみた結果|久田将義

練馬駅から近いです。家系が好きな人はどうぞ

評価は本当に正しいのか?

車で帰宅途中、家系ラーメン屋を見つけました。「横浜家系練馬商店」という店です。「Googleクチコミ」での評価は3点と少し。まあまあという事でしょう。

因みに、僕は基本、人が作ったものはリスペクトしながら頂いてよほどの事がない限り、文句は言いません。例え、酷い味だったとしても、一生懸命作っているのだから(多分)食べログにもGoogleクチコミにも書かず、そっと帰る主義です。

その代わり、美味しい時はつい「美味しい」と口に出して言ってしまいがちです。

で、僕は食べるのが好きでグルメ(美食家という偉そうな意味ではないです)だとは思いますがもちろん、ラーメンも好きです。

横浜育ちですので、当然「家系」は馴染みがあります。ただ「家系」は味が大体似通っているので、そんなに意外性はないのです。と言いますか、豚骨醤油ベースなので、それを崩しては「家系」とは言えなくなってしまいますから、味はどこも安定しているとも言えます。安心して食べられる、それが「家系」でしょう。

練馬駅近くにある目立つお店へ

「Googleクチコミ」や「食べログ」でたまに、ボロクソ書かれている店がありますが、真実は分かりません。実際にその店に入ってみるべきです。

「Googleクチコミ」でのこの店のマイナス評価を見てみました。

1・注文してから出てくるまでが遅すぎる。10分以上経った
2・塩辛すぎる。
3・店員の声が大きすぎる
4・席を無理やり指定させられる
5・店員に玉ねぎ(無料サービス)を頼んだのに忘れられた
6・店員同士はおしゃべりに夢中
7・店内が汚い

といったところでしょうか。

早速、入店します。でっかい声&特徴のある言い回しで、

「いらっしゃぁいまっせー!!」(低音から高音へ)

と迎えられます。これが「3」を指しているのでしょうか?

とは言え、別に元気が良いな思う程度でマイナスとは思えません。こういう店なのでしょう。

自販機でチケットを買います。煮卵ラーメンと海苔トッピングを頼みました。820円+100円くらいでした。家系ラーメンは海苔が合います。因みに、ラーメンのトッピングは個人的に、メンマ、チャーシュー、海苔、青ネギか玉ねぎ、煮卵が好きです。もやしは噛むと水分があふれ、スープの味が薄まるので好きではないです。

店内は普通にキレイでした。「7」は違いますね。因みに「汚い店」と「古い店」は違います(たまに勘違いしている人がいます)。

店員がテーブルを拭いて、「こちらへどうぞ」と案内してくれます。「これが4か」と思いました。別に不快に思いません。というか、この店は食べ終わったドンブリを自分で上げるシステムではなかったです。従って、ドンブリをあげてテーブルを拭いてから客を案内する形を取っているだけです。「無理やり席を指定される」訳ではないです。

注文後、「きざみ玉ねぎ無料」という貼り紙が目に入りました。店員に「玉ねぎ、いいですか」と訊ねると感じよく返事をして、玉ねぎが置かれました。「5」の状態ではないです。

大体、五分くらいでラーメンが目の前に置かれました。言い忘れましたが、僕が入店したのは午後六時くらいで、そこそこ混んでいました。「なかなかラーメンが出て来ない」という「1」ではなかったです。

果たして味はどうなのか?

厨房では二人の店員が働いていまして、確かにたまに談笑していましたが、それでラーメン作りを怠っているようには見えませんでした。というのは、ラーメンが茹で上がる間近で「四番(テーブル)上がります!」というような、合図をするので店内に気を遣っているのが分かりました。

玉ねぎをかけ過ぎなほどかけました。ですから、スープが多少冷めるのは自業自得です。肝心の味の方は昔ながらの「家系」でした。家系ラーメンはスープの最後の方か冷めがちですが、(多分、鶏油や背脂で「蓋」をしていないからでしょうか)これも想定内です。塩辛いと言えば塩辛いですが、家系は大体こんなものです。学生とかに人気があるのはこのしょっぱさにあります。

結局、ほぼ完食しました。

Googleクチコミでも大体は高評価ではあったので、大体のお客さんは僕と同じ感想を抱いたのではないでしょうか。

帰りしな、「ごちそうさまでしたー」と声をかけてドアを開けると「ありがとう、ございましたー!」とまた、大きな声で送ってくれました。

結論、まったく問題ない家系ラーメンでした。(文◎久田将義)

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