マリナーズ・ナルバエスがトレード要員に 今季22本塁打の捕手

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今オフは、各球団が捕手市場で迅速な動きを見せている。徐々に獲得可能な捕手が減少していくなか、トレード市場で獲得可能な捕手が新たに登場した。MLB公式サイトでマリナーズの番記者を務めるグレッグ・ジョンズは、マリナーズが有望株一塁手のエバン・ホワイトと長期契約を結んだことにより、今季22本塁打を放った好打の捕手、オマー・ナルバエスがトレード要員となっていることを伝えている。

ホワイトとの長期契約は、マリナーズがホワイトを早ければ来季の開幕から正一塁手として起用することを考えていることの証である。これにより、一塁でプラトーン起用される可能性のあったダニエル・ボーグルバックとオースティン・ノラはそれぞれ指名打者、控え捕手の役割に専念できる。マリナーズには、正捕手候補として今季18本塁打のトム・マーフィーがおり、ノラが控え捕手に専念できることによって、ナルバエスは余剰戦力となったというわけだ。

では、なぜマーフィーではなくナルバエスがトレード要員となっているのか。ナルバエスはマーフィーより1歳年下で、メジャーでの実績でも勝っているが、マリナーズは今季のマーフィーの活躍を高く評価している。75試合で18本塁打を放った打撃面だけでなく、守備面やリーダーシップの面でも評価が高い。ナルバエスは依然として守備面に不安を抱えており、マリナーズは正捕手を任せるにはマーフィーのほうが適任であると判断したようだ。また、マーフィーがまだ調停前であるのに対し、ナルバエスが調停1年目を迎えることも影響していると見られる。

ジョンズは、レイズがマイク・ズニーノとのプラトーン要員としてナルバエスの獲得に動く可能性があることを指摘。また、ブリュワーズ、ロッキーズ、パイレーツなどが捕手の補強を必要としていることを伝えている。アストロズとエンゼルスも正捕手不在だが、ジョンズはマリナーズがナルバエスを同地区の球団には放出しないとの予想だ。

トレード市場ではナルバエスのほか、ウィルソン・コントレラス(カブス)やジェームス・マッキャン(ホワイトソックス)にも放出の噂があり、フリーエージェント市場にはまだロビンソン・チリーノス、ジェイソン・カストロ、オースティン・ロマインらが残っている。今後も捕手市場の動きから目が離せない。