ヤンキースがアスレチックス・トライネンの獲得に興味を示す

アダム・オッタビーノ、ザック・ブリットン、アロルディス・チャップマンとメジャー有数の強力ブルペンを誇るヤンキースだが、そこにさらなる剛腕を加えることを検討しているようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールによると、ヤンキースはブレイク・トライネン(アスレチックス)の獲得に興味を示しているという。2018年に38セーブ、防御率0.78という驚異的なシーズンを過ごしたトライネンだが、今季は右肩痛の影響もあって不本意な成績に終わった。

ローゼンタールがジ・アスレチックで公開した記事によると、アスレチックスは年俸総額の削減を考えており、そのなかでトライネンの放出を検討しているという(トライネンの今季の年俸は640万ドル。来季が調停3年目)。2018年のトライネンは、不動のクローザーとして素晴らしい活躍を見せ、68試合に登板して80回1/3を投げ、9勝2敗、38セーブ、防御率0.78、100奪三振、被打率.158、WHIP0.83をマーク。オールスター・ゲームに初選出されたほか、月間最優秀救援投手を2度受賞した。しかし、右肩痛に悩まされた今季は、フライ率やハードヒット率が急上昇し、防御率は0.78から4.91、被打率は.158から.257、奪三振率は11.20から9.05へと大幅に悪化。57試合で6勝5敗、16セーブ、3ホールド、防御率4.91という成績に終わった。

これまでの実績を考えると、アスレチックスがトライネンの放出に動くのであれば、獲得を希望するチームは必ず現れると見られる。不本意な1年を過ごし、フリーエージェントまであと1年であることから、獲得に必要な交換要員もトップクラスの有望株は必要でないことが予想され、ヤンキースを含む複数球団の争奪戦に発展する可能性もある。もしヤンキースが獲得に成功し、トライネンが2018年のような輝きを取り戻せば、すでに強力なヤンキースのブルペンはさらに強化され、他球団にとって大きな脅威となるだろう。

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