「正しい知識、身に付けて」 世界エイズデーイベント

「世界エイズデー」に合わせて開催された啓発イベント=横浜市西区

 HIV感染者やエイズ患者への差別解消などを目的とした世界エイズデー(12月1日)に合わせたイベントが30日、横浜駅東口の新都市プラザ(横浜市西区)で開かれ、参加者はクイズや展示資料を通して理解を深めた。横浜AIDS市民活動センターの主催。

 HIV感染者やエイズ患者への治療は飛躍的に進んでおり、体内のHIVウイルス量を検出限界以下に抑え込むことができ、他者を感染させることもない。

 「情報を共有することで、正しい知識を身に付けることにつなげたい」と同センターの川島真理子センター長。イベントでは基礎情報を紹介する資料を展示したり、親子連れや学生らを対象にしたクイズを開催したりした。

 世界エイズデーは、1988年にWHO(世界保健機関)が提唱。毎年、世界各地でエイズに関する啓発イベントが開かれている。

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