ホンダF1、フロントロウから2019年最終戦へ「決勝に期待が持てる。悔いを残さぬよう全力を出し切りたい」と田辺TD

 2019年F1アブダビGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手、アレクサンダー・アルボンは6番手だった。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは14番手、ピエール・ガスリーは12番手で、Q3進出には至らなかった。

 予選2番手のメルセデスのバルテリ・ボッタスがパワーユニットのエレメント交換により降格されるため、ホンダ勢4人はひとつずつ繰り上がり、フェルスタッペンはフロントロウ2番手、アルボンは5番手、ガスリーは11番手、クビアトは13番手グリッドからそれぞれスタートする予定となっている。

2019年F1第21戦アブダビGP ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)

 Q3に進んだフェルスタッペンとアルボンは、決勝スタートタイヤとしてミディアムタイヤを選んだ。

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日の予選では、フェルスタッペン選手が力強い走りを見せ、3番手のタイムを出しました。明日は他車のグリッドペナルティにより、フロントロウからスタートできる形になります。

 アルボン選手も確実に6番手タイムを記録して5番グリッドを確保し、我々にとっては明日のレースに向けて期待が持てる予選結果になりました。

 レッドブル・トロロッソ・ホンダについては2台ともにQ3進出を逃しましたが、11番、13番グリッドと、スタートタイヤを選択できるポジションで、レース戦略を立てる上ではアドバンテージがある位置からのスタートになります。

 明日は今シーズン最後のレースになります。悔いを残さないようベストなパフォーマンスを発揮し、いい結果とともにシーズンを締めくくれられればと思います。

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