五輪代表候補の技術を間近で 佐世保で競歩大会 元五輪代表・森岡(諫早市出身)も参加

昨年の一般男女1万メートル。森岡(富士通)が地元で美しい歩形を披露した=諫早市、トランスコスモススタジアム長崎

 10月にドーハで行われた陸上の世界選手権で、男子20キロ、50キロの両種目を日本勢が制した競歩。長崎陸協は躍進が続く同種目の強化や普及にスポットを当てた「長崎陸協競歩大会」を2010年から実施してきた。10回目を迎える今年は12月8日、佐世保市総合グラウンド陸上競技場で開かれる。観覧無料。
 メインの一般男女1万メートルは、ドーハ世界選手権男子代表の高橋英輝(富士通)、女子代表の岡田久美子(ビックカメラ)らトップ選手が数多く参戦。来年の東京五輪代表候補たちの高い技術を間近で見られる貴重な機会となる。16年のリオデジャネイロまで五輪3大会に出場するなど、長く日本競歩界を引っ張ってきた諫早市出身の森岡紘一朗(富士通)も、地元で元気な姿を見せる。
 小学1000メートルから一般1万メートルまで、各カテゴリー別に男女計14種目を実施。中学から一般の参加申し込みは締め切ったが、参加無料の小学男女1000メートルは、当日午前8時~9時の会場受け付けで出場できる。レース前に長崎陸協の担当者らが基本を指導する。
 大会前日の7日は、午後3時から同陸上競技場で森岡や日本陸連の今村文男五輪強化コーチらが講師を務めるクリニックも開催。各種問い合わせは長崎陸協強化部の日高節生競歩担当(電090.8418.0563)。

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