モロッコのダザが強さを見せ優勝!日本記録に果敢にチャレンジした藤本拓は2位に!【第73回福岡国際マラソン】

陸上 試合サマリー

第73回福岡国際マラソンは2019年12月1日(日)に行われた。翌年の日本代表3枠目をかけたMGCグランドファイナルでもある今大会、藤本拓、福田穣、佐藤悠基、設楽啓太、市田孝ら国内外から実力者が集まった。

ターゲットタイムが2時間5分50秒の日本記録となったレースは、日本記録を上回るペースで想定通りのラップタイムを刻む。想定どおりとは言えかなりのハイペース、序盤から集団が分かれ、先頭集団につけるのは海外勢に加え、日本人選手では藤本、佐藤、市田の3人となった。第二集団には設楽、福田、牧野冴希らが昨年の優勝ペースでレースを進む。

10km、20kmと先頭集団は日本記録を上回り続け、日本人3選手もしっかりとついていく素晴らしい展開。そこから徐々に市田、佐藤と遅れ始めるものの、藤本はしっかりとした足取りでモロッコのダザらとレースを進めていく。そして25kmをすぎると先頭はダザと藤本の一騎打ちに。ペースメーカーが外れる30km以降が、順位も記録も勝負のタイミングとなる。

そしてペースメーカーが外れた30km、ダザが一気に前に出る。それまでのラップタイムから4-5秒ペースアップ、藤本は全くついていくことができない。その後もダザは素晴らしい走りで先頭をひた走り、藤本はずるずると引き離されてしまう。

そのまま2時間5分台の自己ベストを持つダザが最後まで先頭を走り、優勝を果たした。2時間7分10秒と、序盤のハイペースの影響か大会記録更新とはならなかった。藤本は30km以降苦しい走りを見せたものの、2時間9分36秒でしっかりと2位に入った。3位には、競技場に入る直前で逆転した福田が2時間10分33秒で入った。

4位には拓殖大学出身のW.デレセが2時間10分52秒で入った。5位に入った寺田夏生は2時間10分55秒で大幅な自己ベスト更新となった。

リザルト

1 E.ダザ 2:07:10

2 藤本拓 2:09:36

3 福田穣 2:10:33

4 W.デレセ 2:10:52

5 寺田夏生 2:10:55

6 マイケル・ギザエ 2:10:59

7 伊藤太賀 2:10:59

8 アブディハキン.ウラド 2:11:03

第73回福岡国際マラソンの結果は詳細をご確認ください。

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