ハミルトン、4カ月ぶりのポールに笑顔「88回目なのに初めて獲ったみたいに新鮮」メルセデス F1アブダビGP

 2019年F1アブダビGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンはキャリア88回目のポールポジションを獲得した(1分34秒779)。今シーズンのなかでは5回目で、7月のドイツGP以来となる。メルセデスはアブダビで6年連続でのポール獲得を達成した。
 ハミルトンはミディアムタイヤで決勝をスタートする。

2019年F1第21戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=1番手
 僕らにとってとてもいい予選だった。今年は予選が楽だったことなどなかったけれど、コツコツと取り組み、改善を図ってきた。

 昨日は少し苦労しており、今日に向けて改めて集中し直す必要があった。Q3に進んで、2回いいラップを走れるというのは、これ以上ないほど素晴らしいことだ。チーム全員の絶え間ない努力に、心から感謝する。

 両方のタイトルを獲得した後でも、プッシュし続けて、改善のために努力していかなければならない。そうしたことが、僕を奮い立たせるんだ。

 今年のマシンとは素晴らしい旅路を歩んできたから、ポールでシーズンを締めくくることができて最高の気分だ。まだ仕事の半分も終わっていないけれど、この結果によって、僕らはフェラーリやレッドブルと戦わなければならない明日に向けて、可能な限り最高のポジションを確保できた。

(FIA記者会見で、ドイツGP以来のポールを獲得した気分を聞かれ)前回のポールはもっと昔だったように感じる。サマーブレイクの後、どのドライバーも素晴らしい仕事をしていることで、かなりの接戦が続いている。自分の予選がひどい出来だったとは思わないけど、僕にとっての通常の水準には届いていなかったかもしれない。だから本当に満足だ。88回目だと言うが、全くそんな感じはしない。初めて獲ったみたいに新鮮な気持ちなんだ。あまりに久しぶりだからかもしれないね。今年最後の予選を5度目のポールで締めくくることができてうれしい。

© 株式会社三栄