子ども武者、勇ましく 「穆佐城まつり」にぎわう

手作りのかぶとやよろいを身に着けて行進する穆佐地区の子どもたち

 「第6回悠久歴史ロマン穆佐城まつり」(実行委主催)は11月30日、宮崎市高岡町の国指定史跡・穆佐城跡周辺であった。地元住民による武者行列や城跡散策などがあり、多くの人でにぎわった。
 穆佐小から同城跡近くの穆佐体育館までの約500メートルを練り歩く武者行列は、「エイ、エイ、オー」の掛け声で出発。穆佐保育園児による鼓笛隊の先導で、手作りのかぶとやよろいを身に着けた住民、児童ら約50人が戦国気分に浸りながら行進した。
 同城跡前の広場には弓矢や木製手裏剣の的当てゲームなどのコーナーが並び、子どもたちの歓声が響いた。同体育館では、住民による民謡や琉球舞踊などの出し物もあった。
 少年野球チームの仲間と武者行列に参加した穆佐小6年、前田空哉君(12)は「戦国武将になった気分で楽しかった。穆佐城の歴史についても勉強してみたい」と話していた。

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