不審者への対処 西海署員が指導 学童保育支援員に

刺股の使い方を学ぶ参加者=長崎県西海市、大瀬戸コミュニティセンター

 長崎県西海市内の放課後児童クラブの支援員が、不審者への対処法を学ぶ防犯教室がこのほど、西海市大瀬戸町の大瀬戸コミュニティセンターで開かれ、相手の動きを封じる刺股の使い方などを学んだ。

 市内8施設でつくる市学童保育連絡協議会(山内和美会長)が、支援員の知識や技術の向上を目指し初めて開いた。支援員ら約40人が講師の小川美弘西海署生活安全係長の手ほどきで刺股の使い方を学んだ。小川係長は▽怪しいと感じたら、まず通報▽複数人で対応▽凶器を持っていることを想定し、間合いを取る-などポイントを語った。

 じゅん心学童クラブの武宮至高施設長(43)は「日々の訓練が必要だと感じた。取り組みを続けることで、犯罪抑止にもつながる」と話した。(佐崎智章)

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