秩父夜祭、本番への準備整う くぎ一本も使わず、昔ながらの工法で屋台組み立て 2、3日に開催

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中町屋台を組み立てる関係者たち=1日午前、秩父市中町の屋台収蔵庫

 京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並んで日本三大曳山(ひきやま)祭に数えられ、2、3日に埼玉県の秩父市で開催される「秩父夜祭」(ユネスコ無形文化遺産)を前に、同市中町で1日に屋台の組み立てが行われ、本番への準備を整えた。

 午前8時ごろに町内の屋台収蔵庫に関係者ら約150人が集合。土台に柱を立てて屋根を乗せ、極彩色の彫刻やさまざまな部材を取り付けた。屋根の彫刻は日本神話「天の岩戸開き」が題材で、大きさは縦が1.65メートル、横が3.1メートルにも及ぶ。くぎは一本も使わず、部材をはめ込んだり、麻縄で縛りつける昔ながらの工法で組み立てた。

 中町は屋台を曳(ひ)き回す4町会が毎年交代で実施している屋台芝居の今年の当番町でもある。中町行事長の原義政さん(62)は「今年は雨が心配だが、屋台を傷めず、けが人も出さないようにしたい。安全を第一として、観光客にも楽しんでもらえれば」と話していた。