除雪機械格納庫、冬はスケボー楽しんで

県が社会実験第2弾

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冬期間、スケートボードを楽しめるようにした県の除雪機械格納庫=山形市西崎(県提供)

 県は1日、冬期間は使用しない除雪機械格納庫の活用法を探る2回目の社会実験を開始した。観光バスの駐車場としてスペースを提供した昨年度に続く試みで、今回はスケートボードの利用場としての需要調査も実施する。東京五輪の正式競技に採用されたスケートボードだが、冬場に楽しめる県有施設はない。天候に左右されずに利用できる格納庫の利点を踏まえ、スポーツの新たな“拠点”として生かせるか検証する。

 社会実験の場所となる格納庫は山形市西崎にある西田車両基地で、広さ約1300平方メートルの建物。除雪機械が委託業者に貸し出される冬場は空き状態となる。遊休スペースを期間限定で活用する試みで、約300平方メートルをスケートボードの利用場として、残りは観光バスと普通自動車用の駐車場として有料で提供する。

 昨年度の同時期に観光バス駐車場としての需要調査を行ったが利用実績はゼロだった。本年度は新たな視点で社会実験することとし、公募を経て、村山市の矢萩土建とスケートボードの調査も展開することとした。来年3月までの間、週3日程度のペースで午後4時から午後9時まで営業し、料金は1人500円と設定した。

 現在、県有施設でスケートボードをできるのは、最上川ふるさと総合公園(寒河江市)、蔵王みはらしの丘ミュージアムパーク(山形市)にあるスケートパークの計2カ所。2018年度の利用者数は、最上川ふるさと総合公園は計5100人、蔵王みはらしの丘ミュージアムパークでは計4200人となっている。

 毎月、両施設ではそれぞれ数百人がスケートボードを楽しんでいるが、12月から3月頃までは降雪などの影響でプレーできない。このため県道路保全課によると、利用者の中には県外の施設に足を運んでいる人もいるという。

 同課は「格納庫のためシャッターを閉めれば風が強い日もプレーできる。東北中央自動車道山形中央インターチェンジに近いことから、仙台市などからの来訪者も見込めるのではないか」としている。スケートボードの利用に関する問い合わせは、矢萩土建0237(55)3615。