「さあいくら」正月飾る松の競り市

山形で全国に先駆け

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正月の縁起物の松が次々に競りにかけられた=山形市・山形生花地方卸売市場

 山形市の山形生花地方卸売市場(橋本雄太(たけひろ)社長)で1日朝、正月を飾る松の競り市が全国に先駆けて開かれ、県内各地から集まった花店や仲卸業者が緑濃い松を買い付けた。

 茨城産の若松を中心に大王松(だいおうしょう)、女(め)松など10種類、約1万本が競りにかけられた。競り人を務めた同市場の橋本彼路士(ひろし)会長(72)の「さあいくら」との掛け声に約50人の買い付け担当者が反応。早い口調で瞬時に価格をやりとりした。

 近年は床の間がない住宅が増えて大きな松の需要が減り、フラワーアレンジメントなどに使う小ぶりな若松が人気という。橋本会長は「住宅事情などの変化で松に対する価値観は変化しているが、正月の縁起物として飾ってほしい」と話していた。

 同市場では9日にセンリョウ、15日にウメやナンテンの競り市が行われる。