あの老舗「カルピス」が、じつは2度の経営ピンチになっていた⁉️

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みんなにとって馴染み深い定番飲料のカルピス。しかし実は過去に2度の経営ピンチがあったそう。一体その理由はなぜなのでしょうか?そして経営ピンチを救った戦略とは?

第1次経営ピンチ

カルピスの第一次経営ピンチは1980年代後半。
自動販売機とコンビニエンスストアが増加し、外出先で飲める飲料の選択肢が広がると、「原液を水で割って飲む」というひと手間が必要なカルピスの売り上げは低下。1988年には赤字に転落してしまいます。

そこで、このカルピス特有のひと手間をなくした「カルピスウォーター」を1991年に開発・販売したところ、約4億9,200万本も売れる大ヒット。見事に回復を果たし、一度目のピンチを乗り越えました。

第二次経営ピンチ

カルピスの第二次経営ピンチは1990年代後半。自然派・健康志向の高まりを受け、世間はミネラルウォーターブームで、無糖の飲料に人気が集まった時代です。

さらに、1996年に500mlペットボトルが登場したことで飲料メーカーが続々とお茶の新商品を発売。甘みのあるカルピスの売上は頭打ちになっていきました。

しかしカルピスは、ここで時代の流れと全く逆の戦略を取り、あえて「濃いめ」のカルピス商品を発売します。

「カルピスは主に子どもが飲むもの」というイメージが強かったため、新たな顧客層として「子どもの時に濃いカルピスを飲みたかった」という気持ちを持つ大人をターゲットとした商品を打ち出しました。
そして、この戦略が見事にヒット。2016年にはさらに「濃いめ」の新商品も発売し、カルピスブランドの売上げは10年で1.5倍に。

定番だと思っていたカルピスが、実は2度の経営ピンチにあったのは驚きでしたが、時代のニーズを読んだ戦略などでピンチを乗り越えていたのですね。

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