「東京の金メダル候補」岩渕 “早稲田の先輩”から新規スポンサー獲得<パラ卓球>

写真:岩渕幸洋/提供:株式会社スヴェンソンスポーツマーケティング

パラ卓球界のホープ、岩渕幸洋(所属:協和キリン、クラス9立位・世界ランキング2位)が新スポンサーを獲得した。スポンサーに名乗りを上げたのは鳥取県米子市で介護事業を運営する株式会社メディカル・ケア米子ホールディングス(本社:鳥取県米子市、代表取締役社長:藤山勝巳)だ。同社取締役の藤山智史氏が岩渕の早稲田大学卓球部の先輩にあたり、その縁で2019年12月から2020年11月まで1年の契約期間にてスポンサー契約締結に至ったとのことだ。両者のコメントは以下の通り。

岩渕幸洋選手、藤山智史氏コメント

写真:岩渕幸洋とメディカル・ケア米子ホールディングス取締役 藤山智史氏/提供:株式会社スヴェンソンスポーツマーケティング

「この度メディカル・ケア米子ホールディングス様とスポンサー契約をさせていただきました。取締役である藤山智史さんは、早稲田大学卓球部の先輩で大学時代からとてもお世話になっていました。金メダル獲得を目標としている中で、このような形でサポートしていただけることをとても嬉しく思います。生涯スポーツである卓球の良さを広めることや、東京の舞台で皆さんに喜んでいただける結果を出し、支援に対しての恩返しをしていきたいと思います。」と岩渕が感謝のコメントを発表すると、藤山智史氏(株式会社メディカル・ケア米子ホールディングス 取締役)は、

「この度、岩渕幸洋選手とスポンサー契約を締結させていただき心より光栄に思います。岩渕選手は早稲田大学卓球部の後輩であり、真摯に競技と向き合い健常者に一歩も引けを取らずに闘う姿に日ごろより感銘を受けておりました。現在、岩渕選手は世界ランキング2位(2019年11月現在)であり、東京の金メダル候補であります。しかし、パラスポーツは活動資金を集めることが難しく、選手が競技に専念しづらいことが課題の一つとして挙げられています。当社が支援することで、海外遠征など少しでも競技に専念できる環境が整うことを願っております。当社のメイン事業は高齢者住宅いわゆる“老人ホーム”の整備及び運営でありますが、パラスポーツを支援させて頂くことで福祉業界に寄与できれば幸甚でございます。」と活動資金サポートを目的としたスポンサー契約であることを明らかにした。

パラ卓球、岩渕幸洋(いわぶち こうよう)選手プロフィール

【所 属】 協和キリン株式会社
【生年月日】 1994年12月14日生まれ(24歳)
【戦 型】右シェーク攻撃型
【使用用具】
・ラケット/スワットパワー
・ラバー/V15 エキストラ(フォア)・V102(バック
【主な戦績】
・2016年 リオデジャネイロパラリンピック出場
・2018年 アジアパラ競技大会シングルス 2位/団体戦 優勝
・2018年 世界選手権シングルス 3位
・2019年 メキシコオープン、オランダオープン 優勝
【パラ卓球クラス】9
世界ランキング】2位(2019年11月現在)

文:ラリーズ編集部

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