第11回 疲れた時のたとえ

疲れた時に「疲れた」と言う。至極当たり前のことである。

しかしこれを何度も繰り返されるとどうだろう。

A「疲れたー」

B「お疲れ様」

A「疲れたー」

B「ほんとお疲れ様」

A「疲れたー」

B「今日は早く帰って休みなよ」

A「疲れたー」

B「……」

聞いているほうが精神的に疲れてしまう。ため息を何度も聞かされた時のように、決して気分の良いものではない。これが1時間ほど続けば「ぶっ殺すぞ!」と物騒なことを口にしているかもしれない。

とはいえ、疲れた時は無意識に「疲れた」と口にしてしまいがちであることもわかる。

このような状況を解決するために「たとえ」を使う方法がある。「たとえ」を加えて疲れをアピールするのだ。すると「たとえ」の部分に遊びが生まれ、聞き手にも余裕が生まれる。

例を挙げるので、自由に活用していただきたい。

・最終回のネロのように疲れた。

・固いミノを食べたあとのように疲れた。

・24時間テレビの総合MCのように疲れた。

・三千里探しても母親が見つからなかった時のように疲れた。

・入場ゲートをくぐってもステージまでけっこう歩くフェスのように疲れた。

・一晩中『闇金ウシジマくん』を読んだあとのように疲れた。

・付き合いでさほど興味のない小劇団のお芝居を観せられた後のように疲れた。

・志村を救うために「うしろー!」と全力で叫び続けた子どものように疲れた。

・オールナイトニッポンの1部を担当したパーソナリティのように疲れた。

・シンバルを蹴り上げた時のように疲れた。

・お目当てのガチャガチャを探し回った時のように疲れた。

・長いエスカレーターを歩いて上った時のように疲れた。

・イヤホンのコードを直した時のように疲れた。

・帰宅するとつっぱり棒が外れているのを見つけた時のように疲れた。

・TSUTAYAで長時間どの映画にするか迷った挙句、何も借りずに帰る時のように疲れた。

・TSUTAYAで映画を観たいのかすらわからないまま長時間さまよう時のように疲れた。

・ラブワゴンをピンクに塗装した時のように疲れた。

・建築現場で1時間働いた小室哲哉のように疲れた。

・ワニワニパニックを全力でやった時のように疲れた。

・競艇場がない町で蛭子さんを探した時のように疲れた。

・気づくとレオタードのまま玄関で寝ていた井森のように疲れた。

・サッカーボールを何とかして片手で掴みあげようとした時のように疲れた。

・フォークで投げたゴムボールが落ちたかどうか毎回聞かれる時のように疲れた。

・生涯初メールを孫に送ったおじいさんのように疲れた。

・ビデオデッキの接続をした一人暮らしを始めて間もない女子大生のように疲れた。

・狭い坂の途中にある自宅の軽自動車がぎりぎり入る車庫にバックで入れる時のように疲れた。

・隣の車にドアをぶつけないように開けたドアから体を滑り出す時のように疲れた。

・ひとつだけ片付け忘れた遠くにある陸上のハードルを取りに行く時のように疲れた。

・引っ越しのアルバイトを1日で辞めた学生のように疲れた。

・さあ食べようとした時にまた立ち上がって台所に醤油を取りに行く時のように疲れた。

・親に流行りのバンドについて説明した時のように疲れた。

・休憩中に裏でタバコを吸っているパートのおばさんのように疲れた。

・どこに車を停めたかわからなくて駐車場を歩き回るように疲れた。

・結局寝ないで来た時のように疲れた。

・バイト初日のように疲れた。

・子どもの運動会に参加したお父さんのように疲れた。

・徒歩で日本中を測量して回った伊能忠敬のように疲れた。

・ピラミッドを作るために石を運び続けた人たちのように疲れた。

・硬くなったビンのフタを開けようと様々な方法を試した後のように疲れた。

・親父の投げるピンポン球を避け続ける亀田3兄弟のように疲れた。

・自分の家以外で寝た時のように疲れた。

・ちゃんこダイニングの開店初日を終えた花田虎上のように疲れた。

・旦那の両親が泊まりに来たあとの嫁のように疲れた。

・HPをギリギリまで削り、マヒの状態にし、やっとの思いで伝説のポケモンを捕まえた時のように疲れた。

・全宇宙の平和のために悟空に元気を分け与えた時のように疲れた。

・使い慣れていない剣で剣術を披露した浅香光代のように疲れた。

・みかんの白い筋を丁寧に剥いたあとのように疲れた。

・帰りの車の中で眠る子どものように疲れた。

・事業仕分けでスーパーコンピューターがいるかどうか考えた蓮舫のように疲れた。

・出番を忘れていて、慌てて走ってきて「はい、ひょっこりはん」と言ったひょっこりはんのように疲れた。

・本当に餅をついたクールポコのように疲れた。

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