ファンなら知ってる?「バロンドールを連続受賞」したスター7名

12月2日に行なわれるバロンドール表彰式。欧州で最も優秀な選手に送られる栄誉あるものだ。

毎年1名しか選ばれないこの賞を2年以上連続で獲得した選手は史上7名しかいない。

カール=ハインツ・ルンメニゲ

バロンドール:1980年、1981年(2回)

バイエルン・ミュンヘンで長く活躍したルンメニゲは、キャリアを通して非常に「手強い」選手であった。

ボルシア・リップシュタットという地元のクラブから1974年にバイエルンへと引き抜かれ、天才的な若者から才能あるサッカー選手に成長していった。1979/80シーズンにはリーグで26ゴールを決め、ブンデスリーガの得点王に。シュスターやプラティニを破ってバロンドールを獲得した。

さらにその次のシーズンでは34試合で29ゴール。さらに得点王を獲得し、次の年度でもバロンドールを掲げることに成功している。

ケヴィン・キーガン

バロンドール:1978年、1979年(2回)

スカンソープ・ユナイテッドでキャリアを始めたキーガン。当初はミッドフィルダーとして活躍していたが、その後ビル・シャンクリー氏の指導によってストライカーへと転身した。

リヴァプールでプレーしている間に彼は大規模な成功を収めることに成功し、イングランドの象徴的な存在に。そして1977年にはハンブルガーSVへと移籍し、ブンデスリーガでさらなる飛躍を遂げた。

クラブのリーグ優勝に貢献し、1978年にはイギリス人として3人目のバロンドール獲得者となり、さらに次年度にも同じ表彰を受けている。

ヨハン・クライフ

バロンドール:1971年、1973年、1974年(3回)

「トータル・フットボール」というアイデアの下でサッカー界に革命を起こしたヨハン・クライフは、歴史の中でもっとも偉大な選手の一人であった。新世代の想像力とボールコントロールとドリブルスキルで、ファンを魅了した。

アヤックスでキャリアを始めた後、ランクを上げてすぐに世界で最も素晴らしい選手になった。1971年に最初のバロンドールを獲得し、その2年後に2回目の同賞を掲げた。

そしてバルセロナに移籍したあとさらなる活躍を見せ、次年度にもベッケンバウアーやデイナとの争いを制して3度目のバロンドールに輝いている。

マルコ・ファン・バステン

バロンドール:1988年、1989年、1992年(3回)

オランダのレジェンドであるマルコ・ファン・バステン。アヤックスでキャリアをスタートさせ、10代のうちに世界でもトップクラスのストライカーへと変貌した。

当時世界最高峰であったイタリア・セリエAに移籍し、ミランで多くの成功を収めた。最初は足首の怪我に悩まされたが、イタリア2年目で公式戦33ゴールを奪うことに成功。初のバロンドールを獲得した。

さらに1989年にもミランの大きな成功に貢献する活躍を見せ、フリスト・ストイチコフやデニス・ベルカンプを抑えて2度目のバロンドールを獲得している。

ミシェル・プラティニ

バロンドール:1983年、1984年、1985年(3回)

3つのバロンドールを連続で獲得したフランスの将軍ミシェル・プラティニ。ピッチのリーダーでありながら、美しい試合を飾る芸術的な選手でもあった。

父親が指導者だったナンシーでプレーしているときに注目を受け、サンテティエンヌで飛躍を遂げ、1982年にユヴェントスへ加入して世界的な選手となった。

イタリアでは5年間プレーして多くのタイトルを獲得した。1983~1985年の3シーズンはキャリアの頂点となった。

クリスティアーノ・ロナウド

バロンドール:2008年、2013年、2014年、2016年、2017年(5回)

ポルトガルのマデイラ島で生まれたクリスティアーノ・ロナウドは、サッカー選手として世界のトップにまでのし上がった。スポルティング・リスボンで若くして台頭し、マンチェスター・ユナイテッドで大ブレイクした。

2008年に初めてのバロンドールを獲得し、その後レアル・マドリーへと移籍した。スペインではしばらくリオネル・メッシの影に隠れていたものの、2013年にようやく2度目の賞を獲得。

さらにそれからは4年連続で欧州の頂点に立ち、キャリアで最も輝かしいシーズンを過ごしていた。

リオネル・メッシ

バロンドール:2009年、2010年、2011年、2012年、2015年(5回)

世界で初めて4年連続バロンドールを獲得したメッシ。若くして有名になった彼はピッチ上で数多くの魔法を見せつけて、多くのファンを魅了した。

2009年から毎年のように凄まじい数のゴールを重ね、表彰を受けても満足することなくネットを揺らし続けた。

2012年には4回目のバロンドールを獲得して歴史を作り、さらに2015年には史上初の5回目の表彰を受けている。

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