チーズタルト1本で勝負する「BAKE」が大人気、その考え抜かれた戦略とは?

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チーズタルト1本で勝負

たった一つの商品だけで勝負するスイーツ店とは、焼きたてチーズタルト専門店の「BAKE(ベイク)」。

サクサクタルトの中に、とろっとろのチーズクリームが入ったチーズタルトは、店外まで行列ができるほど大人気。多い日には、1日10万個が飛ぶように売れていきます。

BAKEは2013年に1店目を出店し、2018年までの5年間で104店舗までに拡大。通常、洋菓子屋さんはたくさんのメニューを展開するのが常識ですが、BAKEは全く逆の発想で急成長しています。

メニュー1種類のメリット

急成長の秘密は、チーズタルトの1種類のみで勝負しているということ。1種類しかメニューを展開しないのは、経営上多くのメリットがあるからです。

メリット① 「匂い」で集客

「通りすがりにいい匂いがしたから入ってみた」という声が、お客さんから多く聞かれます。
それもそのはず。BAKEはメニューが1種類だけなので、ほかの香りと混ざることなく、店内で焼いているチーズタルトの香りがお店の外まで香ります。

まさに甘い「匂い」に誘われて、お客さんがどんどん入ってきます。

メリット② わかりやすいオペレーション

メニューが1種類のため、製造作業がシンプル。オペレーションが分かりやすいので仕事を覚えやすく、店員さんの負担が少ないのもメリットの一つです。

メリット③ 店舗を小さくできる

さらに、必要な調理機材が少ないため、店舗面積を小さくすることができます。

例えば、池袋店の広さはたったの3坪強。とっても省スペースで店舗展開ができます。

メリット④ 原材料のクオリティ

クオリティにも徹底的にこだわっています。
そのこだわりは原材料から。チーズタルトの中に入っているチーズムースは、北海道産3種類とフランス産1種類のチーズをミックス。

こだわった分だけ原材料費は上がってしまいますが、メニューは一つなので大量発注でき、質の良いチーズを安く購入することができます。

店舗デザインや店舗展開コンセプトのこだわり

また、店舗のデザインや店舗展開のコンセプトにもこだわりがあります。

お客さんが思わず立ち止まるデザイン

お店のほとんどは、全面ガラス張り。
作っている工程を全て見せることで、お客さんが思わず立ち止まるような店づくりをしています。

特に工房は、「ステージのように演出」して、お客さんの目をくぎ付けに。モノづくりの臨場感を通りすがりのお客さんに伝えています。

別商品は独自の専門店として展開

チーズタルト以外の商品を出すときは、独自の専門店として展開します。

例えば、「RINGO」はカスタードアップルパイの専門店。

他にも、シュークリームやスイートポテトなど、現在6種類の専門店があります。

たくさん種類を揃える洋菓子屋さんとは逆の発想。メニュー1種類だけの専門店には、納得の秘密がありました。

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