ありえない! 日本人がマレーシアの食卓で驚いたこと4つ 〜汁物も手で!? 〜

TABIZINEライターが、各国でのサプライズ経験を綴る「ありえない! 日本人が○○で驚いたこと」シリーズ。今回はマレーシア在住経験のある筆者が、現地の食卓で驚いたことをお伝えします。

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汁物も手で!?

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多民族国家のマレーシア。国民のおよそ7割を占めるのが、マレー系の人々です。レストランではスプーンとフォークで食事をする人もいますが、マレーやインド系の家庭では、基本的には右手でご飯を食べます。

筆者が初めてマレー系の友人宅で夕食をご馳走になったときのこと。食卓には肉料理に魚のスープ、野菜の炒め物などさまざまな料理が並んでいました。ご飯がのったプレートに、大皿料理を各自が取り分けて食べるスタイルです。

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友人のお母さんが「ご飯にスープをかけて、右手で混ぜながら食べるのよ」と、実演しながら教えてくれました。なるほど! また、このように食べると、パサパサしがちなマレーシアのお米もおいしくいただけることを発見。

ちなみにラーメンのような汁麺を食べるときには、手では食べられないため、カトラリーを使用。

余談になりますが、この友人一家とはとても仲がよく、旅行にも何度か出かけています。そのときにも、驚きの出来事が・・・!

気になる方は「ありえない!日本人がムスリムの友人と旅行して驚いたこと」もあわせてどうぞ。

ナイフは使わない?

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食事でカトラリーを使う際に用意するのは、スプーンとフォーク。西洋料理を食べるときをのぞき、ナイフは基本的に使いません。

右手にスプーン、左手にフォークを持ち、スプーンでご飯やおかずを口に運びます。おかずの肉や魚をカットするのも、ナイフではなくスプーンです。詳しくは「【東南アジアの食事マナー】スプーンとフォークでいただきます!」にて。

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ちなみに中華系の食卓では、スプーンの代わりにレンゲ、フォークの代わりに箸を使うことが多いです。

コーヒーは甘くて当たり前!

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マレーシアのカフェで驚いたことを綴った記事では、カフェのコーヒーには砂糖が大量に入っているとお伝えしました。

これはマレーシアの一般家庭でも同じ! というのも、現地の家庭ではドリップコーヒーやコーヒーメーカーで淹れたコーヒーを飲む習慣がないためです。

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ミルクと砂糖とコーヒーパウダーが一体化した「ホワイトコーヒー」あるいは「3 in 1」と呼ばれる、パウダー状のコーヒーをストック。「コピ・オ/Kopi O」または「2 in 1」という砂糖入りコーヒーを好む人もいます。

コピ・オーはパウダー状のものだけでなく、ティーバッグのように熱湯に浸して抽出するタイプも。友人宅にあったのが後者のタイプで、ブラックコーヒーかなと思いきや、甘くてびっくりした思い出があります。

チリソースは必須アイテム

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マレーシアの食卓に欠かせないもの、それはチリソース! チリソースはバリエーションが豊富で、マレーシアの地域、各家庭によって味が異なります。現地スーパーでも購入できるものですが、家で作る人も多いです。

まだチリソースが食べられない小さな子どものいる家庭なら、甘いしょう油「ケチャップ・マニス(kecap manis)」が食卓に並ぶことも。

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現地の人たちにとっては当たり前の食卓風景も、外国人からすると不思議なことだらけ。私たち日本人の食卓も、外国人が見たらびっくりすることがたくさんあるのでしょうね。例えば、生卵を食べる習慣のない国の人には衝撃的な「卵かけごはん」など!

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