パドレスがプロファーを獲得 アスレチックスとのトレード

日本時間12月3日、パドレスはアスレチックスとのトレードが成立したことを発表し、オースティン・アレンと後日指名選手または金銭を放出してジュリクソン・プロファーを獲得した。先週、ブリュワーズとのトレードでルイス・ウリアスを放出したパドレスは、新たな二塁手を必要としていたが、A.J.プレラーGMがその解決策を見つけるまでに長い時間は掛からなかった。

現在26歳のプロファーは、昨オフの三角トレードでレンジャーズからアスレチックスへ移籍した今季、139試合に出場して打率.218、20本塁打、67打点、9盗塁、OPS.711をマーク。レンジャーズでブレイクを果たした2018年と比較すると、本塁打は同数だったものの、その他の部門では軒並み成績を落とした。しかし、51三振・20四球だった前半戦に対し、後半戦は24三振・28四球とアプローチ面で進歩を見せ、OPSは前半戦の.646から後半戦は.821へ上昇している。

来季が年俸調停期間のラストイヤーとなることもあり、アスレチックスはプロファーの放出を画策。トレードが成立しなかった場合にはノンテンダーFAとなることが有力視されていたが、無事にパドレスへのトレードが成立した。来季のパドレス内野陣は、一塁にエリック・ホズマー、二塁にプロファー、三塁にマニー・マチャド、遊撃にフェルナンド・タティスJr.が入る布陣となりそうだ。

一方、アスレチックスへ移籍するアレンは25歳の捕手で、今年5月にメジャーデビュー。メジャーでは34試合に出場して打率.215、0本塁打、3打点、OPS.559に終わったが、AAA級での67試合では打率.330、21本塁打、67打点、OPS1.042という素晴らしい成績を残している。マイナーで3年連続20本塁打以上を放っている強打の捕手だが、パドレスにはフランシスコ・メヒア、オースティン・ヘッジスと若い有望捕手が2人もおり、パドレスは二塁手補強のためにアレンを差し出す形となった。

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