「桃太郎」現代では強盗殺人? おじいさんは森林法違反、おばあさんは水質汚濁防止法違反…

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法教育フェスタで講演する石塚龍谷大教授(京都市左京区・府立図書館)

 法律に親しむ公開イベント「法教育フェスタ」がこのほど、京都市左京区の府立図書館で開かれた。弁護士や司書の講演があり、昔話「桃太郎」の事例などを通して、決まり事が時代や国によって異なることを学んだ。

 堅苦しいイメージがある法律に興味を持ってもらおうと龍谷大法情報研究会が2015年から行っている。幼児からお年寄りまで約40人が参加した。
 石塚伸一同大学教授は法律の視点で桃太郎を読み解いた。山でしば刈りをしたおじいさんは森林法違反、川で洗濯したおばあさんは水質汚濁防止法違反、鬼を退治し財宝を奪った桃太郎は強盗殺人の罪に問われる可能性があるとし、「主権が及ばない外国の敵には何をしてもよいとの考えから桃太郎は処罰されなかった」と語った。
 法律や判例をインターネットで簡単に調べる方法や、結婚年齢や重婚の可否が国によって分かれていることの説明もあり、参加者は熱心にメモを取っていた。