マーリンズがアギラー獲得 2018年に35本塁打のスラッガー

日本時間12月3日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、マーリンズはウエーバーでレイズからヘスス・アギラーの獲得に成功したようだ。現時点では球団からの正式な発表は行われていないものの、今季本塁打数メジャー最少、得点数メジャーワースト2位に終わったマーリンズは、2018年に35本塁打を放ったスラッガーを打線に加えることになった。

アギラーは、日本時間12月3日のノンテンダー・デッドラインに備えたロースター整理に伴い、日本時間11月30日にレイズからDFAとなっていた。マーリンズは今季、ギャレット・クーパー、ニール・ウォーカー、マーティン・プラドらを一塁で併用していたが、来季はアギラー、クーパー(今季107試合で15本塁打、OPS.791)、オースティン・ディーン(今季64試合で6本塁打、OPS.665)らで正一塁手の座を争うことになると見られる。

ベネズエラ出身のアギラーは現在29歳。インディアンスからブリュワーズへ移籍した2017年にメジャーデビューを果たして133試合で16本塁打を放ち、翌2018年には35本塁打、108打点、OPS.890の好成績をマークしてホームラン・ダービー出場&オールスター・ゲーム選出を果たした。今季は開幕から94試合に出場して打率.225、8本塁打、34打点、OPS.694と調子が上がらず、7月末にトレードでレイズへ移籍。シーズン合計で131試合に出場して打率.236、12本塁打、50打点、OPS.714というメジャー定着後最悪の成績に終わった。

今季、メジャー全体で史上最多の6776本塁打が乱れ飛ぶなか、マーリンズはわずか146本塁打しか打つことができず、打線の強化が今オフの最優先課題となっていたが、まずは課題解決に向けての第一歩を踏み出した形となった。今後は打線のさらなる強化とともに、もう一つの課題であるブルペンの強化も進めていくことになりそうだ。

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