吉田羊インタビュー「私が生涯独身だったら、桑野さんのせいです(笑)」

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12月3日(火)21時~放送のフジテレビ系『まだ結婚できない男』第9話は、桑野(阿部寛)が、カフェ店長・有希江(稲森いずみ)と思いがけずデートをするが、その様子が気になってしまう弁護士・まどか(吉田羊)の姿が描かれる。

有希江のことになると助けたり、店の看板をプレゼントしたり、どこか気になるそぶりを見せる桑野。そんな2人がデートをする展開を、まどかはどんな気持ちで見守っているのか。

まどかを演じる吉田羊に話を聞いた。

<吉田羊インタビュー>

――第9話では、桑野と有希江がついにデートすることになります。まどかは、どんな気持ちでそれを見守るのでしょうか?

喧嘩ばかりだと思っていた相手が、実は本音でぶつかり合える貴重な存在だったと気付いた時、途端に相手を意識してしまうってことありますよね。

まどかはこれまでも、実はちょこちょこと桑野さんに「おや?」と引っかかることはあったんですが、まさかそれが“良い意味で”だったとは、彼女自身も自覚がなく。

そういう意味で第9話は、まどかが自分の気持ちに気付く回です。ただ、歳を重ねた大人の恋心は複雑で、友情が絡めばなおさら。本心とは裏腹な、まどかさんの不器用さにも注目してください。また、前作ファンにはたまらない最大の仕掛けも9話にはあります。お楽しみに。

―― 撮影開始当初は「作品や役に対する、プレッシャーのようなものがあった」と おっしゃっていましたが、ここまでの撮影を振り返っていかがですか?

“この作品は阿部寛さんである”これに尽きます。最初こそ感じていたプレッシャーでしたが、毎度桑野さんに巻き込まれていたら、自然とあの掛け合いになっていて。

「ああ、一人で気負わなくても良かったんだ」と途中から肩の力が抜けたのを覚えています。私も含め現場にいる全員が、桑野さんのことを大好きでワクワクしていました。

けれど毎回、その期待を超えてくる阿部さんの役作りの繊細さと緻密さに、俳優として沢山の学びをいただけたのも、この作品に参加できた大きな意味となりました。しかし、まどかはつくづく桑野さんに振り回されましたが、「振り回されることを幸せに感じる」というのは、やはり私が桑野さんのファンだったからかもしれません(笑)。

――阿部さんとのシーンで印象に残っているのは?

第6話。弁護士事務所でのやっくんとの対決シーン。やっくんの気迫に押されて私の背後に桑野さんが隠れるのは阿部さんのアドリブですが、それに私も乗っかって、二人で画面から消えていくのは最高に面白かったです。

阿部さんの発想力には、毎回本当に助けていただきました。私が一番好きなのは、第3話冒頭の桑野さん。健康器具に乗っかって、ブルブルと震えながら豆乳を飲もうとして諦める、アレはもう永久保存版に面白い。この先、嫌なことがあったらアレを見返して元気をもらいたいと思います。

―― ちなみにこのドラマを機に、ご自身の結婚観に変化はありましたか?

これまでは、人生で一度は結婚したいと思っていましたが、今回、桑野さんのセリフには共感しかなく、まして桑野さんが幸せそうなものだから、このまま一人でも楽しく生きられそうだなと思ってしまいました。私が生涯独身だったら、桑野さんのせいです(笑)。

――残すところあと2話。視聴者の皆さんに見どころ、メッセージをお願いします。

皆様の最大の関心事は、やはり桑野さんがいよいよ結婚するのかどうかだと思いますが、その前に先ずは、桑野さんが自分の好意に気付くかどうかが問題です。相手が有希江さんにしろ、まどかさんにしろ、一人も楽しいけど二人だともっと楽しいと思うのはどっちなのか、はたまたやっぱり一人がいいと再確認するのか。その揺らぎ方も、全く桑野さんらしいです。

第9話から最終回へ、距離を縮めたと思ったらまた離れてまた縮めて…どうぞ最後の最後まで桑野さんに振り回されてくださいね。