第6回人吉・球磨新聞感想文コンクールの最優秀賞に、人吉東小6年の犬童一秀君の「参院 バリアフリー工事」が選ばれた。30日、人吉市の中小企業大学校人吉校で表彰式があった。
新聞を読んで社会や地域への関心を深めてもらおうと、人吉球磨地域の熊日販売店グループ(8店)が、小中高校生を対象に募集。25校から1021点の応募があった。
犬童君の作品は、7月の参院選でれいわ新選組から初当選した重い身体障害のある2議員のため、参院本会議場のバリアフリー化工事を行ったという熊日の記事が題材。車いすで生活する自分の体験や思いを重ね、「『やさしい社会』になってほしい」との願いをつづった。
最終審査は10月下旬にあり、南稜高の川北禎一非常勤講師、熊日人吉・球磨店主会の小出堅太郎理事ら4人が選考した。(吉田紳一)
優秀賞は次の通り(敬称略)。▽小学低学年 源嶋良(黒肥地小柳野分校3年)▽同高学年 鵜口泰輔(東間6年)▽中学 松田華子(錦2年)▽高校 尾方夢夏(南稜2年)
熊本日日新聞 2019年12月1日掲載