西武榎田、700万円減の4800万円でサイン 「スタートをうまく切れなかった…」

契約更改に臨んだ西武・榎田大樹【写真:安藤かなみ】

昨季は11勝も、今季は左肩の張りなどの影響で4勝にとどまった

 西武の榎田大樹投手が3日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉を行い700万円減の年俸4800万円でサインした(金額は推定)。昨季は11勝を挙げた左腕も、今季は開幕前に左肩の張りを訴えて離脱。開幕を2軍で迎えるなど出遅れ、13試合に先発し4勝3敗で今季を終えた。榎田は「ケガをしてしまってスタートをうまく切れなかった」と振り返った。

 球団からは「ケガをしないようにオフを過ごして、去年のような成績を残してほしい」と声をかけられたという榎田。左肩が万全になってからも思うような成績を残せず、昨季の11勝から今季はわずか4勝にとどまった。「ケガをしてしまったことで、最後までフォームにも精神的にも影響してしまった」と悔やんだ榎田は「身体と技術を見つめ直しながらやっていきたい」と力を込めた。オフは楽天からロッテにFA移籍した美馬と例年通り自主トレを共にする予定で、「教えてもらうことが多い。追い越せるかはわからないが、しっかりやりたい」と話した。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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