NHK BSプレミアムで2020年1月5日スタートの連続ドラマ「贋作 男はつらいよ」（日曜午後10：00）の取材会に主演の桂雀々、共演の常盤貴子が参加した。
同作は山田洋次監督・渥美清主演の国民的映画シリーズ「男はつらいよ」の舞台を大阪に移してドラマ化したもの。原作・脚本を山田監督が手掛け、主人公・車寅次郎役を雀々、妹・さくら役を常盤が務め、現代の大阪を舞台にコッテコテの大阪弁で人情劇を描く。車寅次郎役の雀々は「寅さんのモノマネをする人はいるけれど、寅さんの雰囲気を出せる人と言うことだけで、知名度も演技力もない中で私が選ばれました。心配と不安材料しかない中でのクランクイン。心の余裕はありませんでした」とプレッシャーを告白。それでも「だんだん慣れてくると渥美さんでもなく、自分なりの寅さんで撮影を終えられた気がします。雀々の寅さんがちょっとだけでもできたのではないかと」と納得の表情だ。
常盤は「さくらという役柄もあって、私は何が何でもお兄ちゃんの味方だと思ってクランクインしたので、雀々さんは私が守るという気持ち。NGが続いても構いません！と思いました」ときっぱり。それには雀々も「ほかの方の時は2テイクくらいで終わるのに、僕が入るとテイク24くらいになる。そんなときに一番支えてくれたのは、常盤貴子さん演じるさくらさんです」と感謝しきりだった。
