仕事や保育園の人付き合いで疲れた心を癒やすのは…京都御苑の紅葉 観光客だらけの街で人混み知らず

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緑の芝生に真っ赤な紅葉が美しい

12月に入り、そろそろ紅葉も見納めかな…と思う今日この頃。でも今年は温かい日が続いていたこともあり、まだもう少し色づく葉を楽しめそうです。

私が住んでいる京都には紅葉の名所がたくさんあります。清水寺、嵐山、永観堂、二条城、東寺…数え出したらキリがないほどです。そんなステキな場所に住んでいるにもかかわらず、私の重い腰がなかなか上がらない理由は、人の多さです。昔から人混みが苦手で、いわゆる観光地というエリアはなるべく避けて生きてきました。

11月から12月にかけて、京都は一年でもっとも観光客数が多い季節を迎えます。京都の紅葉を見ようという人たちが集まってくるのです。私は、テレビのニュースで流れる京都の映像を見ただけで、もうお腹いっぱいになってしまいます。「わざわざ観光地に行かなくても。今日はコタツでゆっくりしようよ」と心の声が叫びます。

でもせっかく日本には四季があるんだから、秋の雰囲気も味わいたいですよね。そんな方におすすめの紅葉スポットが「京都御苑」です。

京都駅から地下鉄で約10分、京都市内の中心部に京都御苑はあります。1331年から1869年まで天皇が住み、儀式や公務を行っていたという京都御所。その周りを囲うようにして、東西約700m、南北約1,300mの広大な敷地の国民公園があり、これら全体を京都御苑と呼びます。

じつはこの京都御苑、私と娘の超定番のお散歩コース。娘は京都御苑のことを「森の中」と呼び、週末になると「森の中いこう!」というほど京都御苑が大好きです。私もこの場所が大好きで、晴れた日には自転車を走らせて娘と2人で訪れます。娘が「森の中」と呼ぶほど、京都御苑には木や花などの植物がたくさん生息しています。春には桜や梅、秋には紅葉やイチョウを見ることができます。

京都市内とは思えないほど豊かで広大な自然

人混みが苦手なはずの私が、京都の定番観光スポットである京都御苑が好きな理由。それは、人の少なさにあります。正確には、訪れる人が少ないわけではありません。歴史的な建造物である京都御所を見ようと足を運ぶ外国人はたくさんいます。また、ランニングをしたり、ヨガをしたり、読書をしたり、思い思いの時間をすごす地元の人たちもたくさんいます。

一方で、京都御苑はとにかく広いのです。人の多さを感じさせないほど広いのが特徴です。また、その広大な敷地内に車は入ることができません(警備の車が巡回していますが、非常にゆっくり走っています)。自転車の通りもまばらなため、好奇心旺盛な保育園児を野放しにしていてもハラハラすることがないという精神的に安心できるスペースでもあります。

砂利が敷き詰められた道は京都らしい風情を感じる

小さい子どもを連れての紅葉狩りは大変です。人混みをかき分けながらベストポジションを探したり、長いお手洗いの列に並んだり。途中で子どもがグズるようなことがあれば、大人は冷や汗もの。「こんなことなら、家でゆっくりしておけば良かった…」こんな経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

平日は仕事や保育園での人付き合いで疲れ果てています。せっかくの休日くらい周りに気を遣わず、身も心もしっかり休めたいという人も多いことでしょう。そんなカラカラの心に水を与えてくれる癒しの空間が京都御苑なのです。広い敷地内を歩いていると適度な運動にもなります。キレイに整備された休憩所もあるため、疲れたらのどを潤すこともできます。

私と娘を癒してくれる京都御苑。あまり人が多くなってしまうのは困るのですが、しっぽりと紅葉を楽しみたい方にはぜひ行ってほしいスポットです。今週末、京都御苑に行くなら、ポットに温かいコーヒーを入れておやつも一緒に持っていくのがおすすめ。ベンチに座りながら、ちょっと贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

(まいどなニュース特約・竹田 扶美可)