次の衆院選はいつ?永田町がザワつく?年明け冒頭に解散が来る…!? #選挙ドットコムちゃんねる 第3回

実は今、永田町界隈ににわかに解散・選挙の噂が巻き起こっているとの最新情報をキャッチ!
一説には「年明け冒頭に解散!」との情報も…!

年明けと聞くと「まだまだ先」感ありますが、すでに師走に突入しているわけで、実質あと1か月ちょっと!?

ちょうど先週から「49万円争奪 解散総選挙いつあるの?大予想キャンペーン」を行っている選挙ドットコムちゃんねるとしては、タイミング良すぎな展開です。

このビッグウエーブを見逃すわけにはいかないMC乙武さんと選挙のプロ松田さんが「年明け冒頭解散」の可能性や、与野党の思惑・現状について語りまくりました。

選挙ドットコムちゃんねる、第3回の「年明け冒頭解散の可能性」についてのダイジェスト、スタートです!

すでに予想を外した乙武氏「桜を見る会」の盛り上がり不足を嘆く

乙武 「というわけでキャンペーンの『解散総選挙いつあるの?』ですが。
オレ、もう11月27日解散って言っちゃったし」

松田 「先週、すごく攻めた予測をしたんですよね」

乙武 「ないなー、もう。
僕は、例の桜を見る会問題で、もっとガタつくと思ってたんですよね。
でも、全っ然ガタつかなかった」

松田 「ですね。支持率がちょっと下がったくらい。
まあ野党は追及チームを作って、これからもやっていくというんですが、見る限りではこれで倒閣というのは難しい。
ただ、こういったこともあって、先週乙武さんが自民党の平沢勝栄広報本部長にインタビューされてましたけど、平沢さんもおっしゃっていたように過去衆院選はだいたい2年半くらいのタイミングで行われていて、もう2年たちましたからね。
『いつあってもおかしくない』という平沢さんの言葉通り、出てきているのが1月冒頭の解散と。

与党側からすると、野党の準備がまだ整っていないというメリットがあり、野党側からしても桜を見る会を中心に、いろいろと追及できる点があるので、それぞれにメリットがあるように見えるというところから、解散の話が盛んに出てきている、という感じですね」

注目は、立憲と国民の合流のタイミング?

乙武 「なるほどね。で、選挙になると立憲と国民はくっつくんですか?」

松田 「実際、くっつけようと動いていらっしゃる方はたくさんいますし、いずれくっつくんじゃないかとも言われてますけど、いつになるかはまだちょっとわからないですね。
衆院選前にくっつくんじゃないかとみられているんですけれども、本当に実現するかどうかはまだわからない。

パネルでも出してもらいましたが、野党の場合は候補者の調整といって、この間の参院選でも野党統一候補というのが大きなトピックになりましたね。やはり小選挙区という一人しか当選できない選挙区では、与党の候補に対して野党の候補がまとまってできるだけ一騎打ちの構図に持ち込みたいという戦略です。
前回、千葉さんもおっしゃっていた通り、与党に対して野党が何人も出たら絶対勝てないのでそれをまとめようと。

その候補を絞る調整が、まだあまり野党間でついていなくて、11月26日時点では、289ある小選挙区のうち89区が空白状態なんです。

そうした中で8の選挙区には、立憲と国民の両方の候補者が立候補予定なのでは、という情報もありまして……」

松田 「たとえばこの東京9区。前回当選したのは、前経産大臣の菅原一秀さん。
まあ先日、いろいろ話題になりましたけども」

乙武 「あ、メロンくれるって人ですよね(笑)」

松田 「いろいろと、どれに何を配るか指示してたりして、細やかな気遣いのできる方ですよね(笑)。
そのせいかどうか、もともと選挙にお強い方で、これまで当選を重ねているんですが。
これは前回の選挙結果をまとめたものですけれども、当時は希望の党で現在の国民民主党の高松さんと共産党の原さんも立候補されてまして、この2人の票を単純に足すと、122170票になって、菅原候補の獲得票とほぼ同じなんですよ」

乙武 「おー、肉薄してますね~!」

松田 「で、今回の経産大臣辞任のダメージなんかを含めると、統一候補を立てれば勝機があるんじゃないかという見通しもあるなかでどうなっているかというと、この9区に、新たに立憲から山岸一生さんが立候補する意思表示をされているんです。

山岸さんが、立憲の9区の支部長になったんですよ」

ここで選挙ビギナーの方にちょこっと解説。党の選挙区の支部長というのは、要するに次の衆院選でその区からの立候補予定者という意味です。
はっきり「立候補予定者」と言ってしまうと、公職選挙法の事前運動の禁止(選挙の告示/公示より前に投票依頼をしてはいけない決まり)に抵触してしまうので、党として肩書を作り「○○党▽▽区支部長」などの形で、その政党の選挙区支部の長にするわけです。
実際、選挙のための活動費なども党からその支部へ振り込まれ、その資金で次期選挙に向けての活動を行うというスタイルをとっている党がほとんどです。

乙武 「山岸さんと言えば、夏の参院選で音喜多さんとデッドヒートを繰り広げられた方ですね、ここに来たか。
9区は、統一候補を立てれば菅原さんに対して勝機も見えてきそうなのに、調整つかんかったのかーい!って」

松田 「野党の中で国民と立憲については、よくマスコミが使う表現として『近親憎悪』という言葉がありまして(苦笑)。
どうしても前回、衆院選のときに希望の党ができて、そこに移籍した国民と為政しなかった立憲との間で、感情的にしこりがまだ残っているというところですね」

乙武 「うーん」

公募で多数の立候補希望者を集めつつあるれいわは、他の野党に「踏み絵」を迫っている?

松田 「あとはれいわ新選組の動きですね。
山本太郎さんが今、精力的に全国行脚をされていて、候補者の公募を始めたところ、100人以上の方から応募があったと。

それを今、どんどん選んでいくということなんですが、れいわの場合は、基本的には野党共闘を重視する立場ではあるんですけど、その際に『消費税を5%に下げる』という公約に乗れるかどうかということで、ある種の『踏み絵』を迫っているんです。
仮に、消費税引き下げの公約に他の野党が乗れないのであれば、選挙区に独自候補を立てますよ、と。
こうなると当然、票は割れてしまいますから『それでもいいんですか?』という、非常に政治的な駆け引きをしかけているわけです。

その党に100人以上の立候補したい人が集まっているわけですから、野党各党への揺さぶりは大きいですよね」

乙武 「れいわが候補者を立ててきた場合、一番お客さんがかぶる政党、困る政党はどこになってくるんですか?」

松田 「9区で言えば、立憲も共産も困りますよね。
統一候補を立てるとなると、野党全部が困るでしょう。

やはり自民党というか今の安倍政権を支持しない層がれいわを支持していますから、そういう意味では野党統一候補はどの党から出たとしても、れいわと票を分け合うことになると思います」

乙武 「実は小沢一郎さんが、国民とれいわを結びつけるような動きを裏でしているっていう話もあるんですけど、どうなんですか?」

松田 「実際、されていると思いますけどね。
ただ山本さんは、ご自身の考えで動いておられるのでね……。
まぁ、みんなの共通理解なんですよ。ここは野党が共闘しないと自公に勝てないっていうのは。

自民はすでに公明としっかりタッグを組んで2大政党ではなくて2ブロック制という言い方をするんですが、自公でひとつのかたまりとして、強固な選挙協力をしていると。
それに対して弱い方の野党がバラバラに戦っても、勝てるはずがないから、何かしらの形で1つにまとまらなきゃいけない。だけど、そのまとまり方がどうしてもうまくいかないんですよ。

いわゆる総論賛成、各論反対ってやつで。ただ、これが解散となれば、一気にまとまる話が進む可能性もあります」

千葉 「なるほど」

乙武 「でも例えば防衛をどうするかとか、原発はどうするなど大きな選挙イシューでいうと、野党でも組めないっていう話になってきますよね?」

松田 「今のままの主張を各野党が譲らなければ、組むのは難しいですね。
ただ過去の連立政権の歴史を見ると、いろんな政策ごとにしっかりすりあわせをして、大きな骨格の部分は組みつつ、それぞれの政策によっては、例えば自主投票にするとかいう方法を取ったりする方法もありますよね。

それこそ自民と公民は連立与党になって、20年やってきているんですが、その前は、公明は野党の立場で自民を批判してきた経緯もあったわけです。
そこから連立を組んでいくのは、やはり相当な苦労があったということなんですけど、公明党の政策を自民が飲む、自民の政策を公明が注文をつけて修正しながら受け入れるという現実的なすり合わせを丁寧にしています。

まぁ、大人の政治というやつですね。そういう現実的な妥協を含めてやってきた自公に対して、野党側は理想主義が少し強くて、なかなか話がまとまらないところがあるわけです。

まぁ本当に選挙に勝ちたいなら、さっさとまとまったほうがいいというところですね」

ますます目が離せない政局。解散&投票日を予想しながら追えば、ますます面白い!

千葉 「今後どうなっていくのか各党の動きから目が離せませんが、ただいま選挙ドットコムちゃんねるでは、解散日と次回衆院選の投票日を予測するキャンペーンを開催中ですので、予測しながら見ていくと、ますます興味がわくと思います」

乙武 「49万円ゲットのチャンスだしね!」

千葉 「今回新たに急浮上している『年明け冒頭解散』の説も参考にしながら、ぜひご応募いただけたらと思います」

松田 「11月30日(※動画配信時点。現在は12月3日まで延長中!)まで応募できるんですよね。ぜひぜひ参加してください!」

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