コールドプレイ、環境を守るためツアーはやらない

イギリスのロック・バンド、コールドプレイのフロントマン、クリス・マーティン(42)は、最新アルバムのプロモーション・ツアーを「環境保全」を理由に行わないと発表した。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

同紙によると、マーティンはBBCのインタビューで、「自分たちがどれほど環境を破壊しないでツアーができるのか、一度考える時間を設けたい」そうで、「メンバー全員が一番良い方法でパフォーマンスするべきだと思っている」「今後は、世界にポジティブな影響を与えるようなツアーを行っていきたい」と話した。

ツアーの代わりに取った手段は、YouTubeでのストリーミング。11月22日には中東ヨルダンで日の出、日の入りの時間に合わせて、2回にわたりアルバム曲を披露した。

また、アルバムをリリースするにあたり、同25日にはロンドンにある自然史博物館のクジラの骨格見本があるホールで一夜限りのライブを行った。そこでの収入は環境法に関するNPO団体クライアントアースに全額寄付されたという。

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